夢がある

現在、万年青の新品種のほとんどは実生交配によって生み出されています。
羅紗、獅子、胡麻斑、千代田斑、等々沢山の実生家と呼ばれる方達が将来の大名品、珍品を求めて日々研究をしています。
その他には突然図や虎などが現れることで新品種として登録される場合があります。
そして、同じ突然変異でも芽変わり、芋変わりなどによってある万年青から違う品種が生まれることも稀にあります。(富国殿から聖富貴など)
私が初めて万年青に興味を持ったのがこの突然変異の面白さで、大名品である千代田の松の紺覆輪が反転して白覆輪に変わったという山雅の松を見た時でした。
見た目にも驚きましたが、それ以上に値段を聞いて物凄い衝撃を受けました。
前者は親木で1万円程度、後者は苗木で15万円以上!
これが発見された当初はさらにこの10倍程の値段がついたことでしょう。

私も万年青人生で一度でいいからこのような奇跡を体験してみたいものですね。
自分の交配で千代田羅紗獅子を作りだして、さらにそれが白覆輪に変わる日を思い描いて日々励みたいと思います(笑)
現実はそんなに甘くはないですが…

千代田の松

山雅の松

本日の管理
9時頃に日差しが強くなって来たので日覆いを引いた。
鉢内の最高温度は27℃
温室内の最高は31℃
10時頃表面がカラカラだったので新根の活動を考えて通り雨程度の振り水。
15時半頃に気温が下がり始めたのでたっぷりと抜き水をした。

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