2009/08/31

8月30日 政権交代

ついに自民党から民主党へ政権が変わりました。
麻生さんも言動など、自身にも問題があったとはいえ、最悪な時期に首相になってしまいましたね。
開票結果を見ていると、喋ることもままならないような人や、重要な役割を途中で投げ出してしまった人、国益を害するような言動をしたような人たちが抜け抜けと当選していて、そういった人達のせいで、余計な重荷を背負わされたにも関わらずしっかりと責務を果たした人がまともに小選挙区で当選できないという事態は、投票する側の判断にもかなり問題があるように感じました。

まあ、いずれにしろ、これで日本は何かしら変わるでしょう。
万年青業界にも良い風が吹いてくれることを祈ります。

2009/08/29

8月29日 最晃閣


写真は晃明殿型羅紗実生といわれる万年青の代表的な品種で、昭和39年に全国の趣味者から名前を募集して『最晃閣』の名がつけられたという逸話を持つ大銘品です。
白い深覆輪に縞甲のような雅糸竜を現し、中立ち葉で葉先が尖り、上品な姿をしています。
交配は大宝×晃明殿と言われていて、晃明殿の血が入っていることは姿から見ても確実です。
覆輪が回った当初は、現在の価値にして…な、なんと!!300万円近くの値が付けられたらしいです!!!
生え3才の時に2本の子を上げたと言うほど子上げが良く、芋も丈夫なので今は誰でも手に入れて作ることができます。

万年青の値段は、数が増えると需要が足りて少なくなるから安くなるのであって、これは安いから駄目だ、と言うことは全くありません。
安い万年青でも、かつてはその時代を彩ってきたような銘品が沢山あり、それらをしっかりと作り込むことで、今流行っているような高価な万年青をも凌ぐような芸を見せるところがまた万年青の面白いところですね。

室内気温21−27℃
鉢内温度20−25℃
灌水はカラカラに乾いていたところだけ17時頃遣った。

2009/08/28

8月28日 旭峰


写真の木は『旭峰』です。
1つ目の写真が若木、2つ目が親木になります。
前回紹介した新生殿と同じく大型の羅紗万年青になります。

私はこの乱れの無い整然とした襟組と、立ち葉で堂々とした姿が大好きです。
親木になるにつれて覆輪が深くなり、葉の半分近くが覆輪になります。
来歴は、戦時中に福岡県の故荒川敏夫氏のお棚にあったもので、同氏が百万両の価値のある万年青だと言っていたことから『百万両』と呼ばれていたらしいです。

万年青の面白味は葉芸の進展にあると言われているので、この旭峰は万年青を楽しむには欠かせない品種の一つだと思います。
まさに生きた彫刻です。

室内気温21−29℃
鉢内温度21−26℃
17時頃灌水。

2009/08/25

8月25日

今日は初めてWeb shopに商品をアップする方法を教えてもらいました。
慣れないので説明文を考えるだけでも一苦労。
でも自分で商品のことを調べて特徴を書くだけでも色々と勉強になっておもしろかったです。

室内気温16−27℃
鉢内温度15−24℃
16時半頃灌水。

今日は芋吹きの首元を赤玉から水苔に変えました。
灌水後にWeb用の万年青を数本だけ植え替えたのですが、どれも根が白くて古根までしっかりしていて良い状態だったので安心しました。

2009/08/24

8月24日 新生殿

上の写真は『新生殿』です。
新生殿は万年青趣味者なら誰しもが知っている代表的な羅紗万年青です。
昭和14年頃山形県で生えていたもので戦前は『国防殿』という名称で登録されていました。
戦後になって昭和21年に新生殿と改名され、今でも高い人気を誇っています。
大型で葉肉が大変厚く、高く盛り上がる雅糸竜を見せるときが最良の芸となります。

この新生殿は実親(♂木)として使えることでも有名で、長野県の実生家である湯本邦雄氏が新生殿を使って『萬邦』、『邦山』、『雄山』などを作出しています。
熊本県の山田良典氏が作出した『双天』の実親(♂木)である翠汀の実親(♂木)も新生殿だそうです。
つまり新生殿は双天の父方のおじいちゃんということになります。

下の写真は大宝を♀、新生殿を♂として交配した実生で、甲竜はないですが新生殿そっくりの葉姿をしています。
これはいずれ実親(♀木)として活躍してくれるだろうと妄想しています。
甲竜が無いので英宝やDKAのような芸のしっかりとした♂木を交配したら愛嬌の良い羅紗を生んでくれる…はず!!(^^)

室内気温18−25℃
鉢内温度17−23℃
16時頃灌水。
もうすっかり秋のような涼しい風が吹いていて、植え替えをはじめても良いような気候になってしまいました
今日は棚下で徒長気味になっていた万年青や、温室内で伸び始めた芋吹きを外に出して外棚の配置換えをしました。

2009/08/23

8月23日 霧島の図

今日は長野県支部の懇話会に参加させていただきました。
名作者の方々の下葉を保つための工夫や消毒の方法、栽培の秘訣などを聞くことができ、非常に参考になりました。
懇話会が終わった後も、大先輩方から万年青や人生のアドバイスをいただくことができました。このブログを見てくださっているという方もいて非常に励みになりました!

霧島の図
『霧島』は昔は『曙』と同一視されていましたが、昭和初期に命名されました。
親木で葉長60cm、葉幅10cm以上になる大葉万年青で、曙虎斑と呼ばれる中透けの斑が黄金色に輝く、中透け万年青の代表格です。
葉先が丸くて、葉肉が厚く、斑が黄金色なのが特徴です。
葉肉が厚いので曙をキレイに出すには日光の取り方など技術が必要で、ベテランの方でも楽しめる万年青だと思います。
写真の木はその霧島に図が現れた物です。
これに覆輪が回れば『桜島』という品種名になります。
図は曙が出ると目立たなくなってしまいますが、全面に入るような図が出て、曙を鮮明に出すことが出来れば見事な美術木になるでしょう。
外葉が垂れるので支えがあったほうが良いと思います。

室内気温18−29℃
鉢内温度18−26℃
18時頃灌水。

2009/08/22

8月22日 フザリウム菌

今日は爽やかな風が吹いて、人間にとっては過ごしやすく、秋の訪れを感じさせるような一日でした。

夏が過ぎてフザリウム菌の活動が活発になると、熱湯をかけたように万年青が溶けてしまう病気、青にえが頻発するようになるので皆さんも気をつけてください。

フザリウム菌の発病には気温と地温が大きく関係していて、発病の最適気温は23−30℃、最適地温は25−27℃で、地温が33℃を超えると発病が急速に低下するようです。
そして、極度の乾燥状態や多湿状態でも発病しやすいようです。
土壌pHも関係していて、酸性土壌で発病しやすいようです。なので、夏にアク水の量を増やすという管理の仕方は、この青にえの発生を抑えるという意味でも効果があるような気がします。

一応青にえ予防にはタチガレエースやタチガレンといった殺菌剤が有効なのですが、百パーセント防げる訳ではないようなので、風通しを良くし、蒸れないようにして健全な万年青作りをすることが一番の予防法だと思います。フザリウム菌は植物が若く、健全に発育している状態では感染が起こりにくいようです。

尚、当園ではタチガレン等は使用していないので、これらの殺菌剤で万年青にどの程度の薬害が出るかなどの詳しいことは分かりません。

室内気温22−29℃
鉢内温度22−27℃
16時半頃灌水。

2009/08/18

8月18日 残雪


写真は図が沈んでしまっていますが古くからある大葉万年青の図物の代表格、『残雪』です。
大象観に図が現れたもので、覆輪は無く、濃緑色で、幅広く、葉先に丸みがあるのが特徴です。
そして、葉全体が波を打ったり、シカミが出て羅紗地のように変化したりと特色があります。
江戸末期から現在まで図柄の出方が様々に変化して片貝性、松島性、新雪性など数多くの血統があり、値段も性によってピンからキリまであります。

この木は当園で何十年も働いてくれていて、昨年亡くなってしまった故西沢三男さんの遺品で、祖父のように私をかわいがってくれていた三男さんの遺品だからということで、今年から私が管理することになりました。
2年くらい植え替えてなかったので春に植え替えをしたところ、芋はしっかりしていて、根は鉢中に張り巡らされていて下は理想的な状態でした。
そして今日、日が強すぎる気がしたので日陰に移していたら下の写真のように子が2本上がっていました。

木目図が出ていて松島性だと思われます。
この図の出方なら害虫病や葉焼けなどに気をつけてしっかりと作れば立派な美術品になりそうです。
じいちゃんからの最後で最高のプレゼントです。

室内気温21−31℃
鉢内温度19−28℃
17時頃灌水。

2009/08/17

8月17日

室内気温18−31℃
鉢内温度17−29℃
16時半ころ灌水。

真夏だというのに夜は冷え込んで20℃を割りました。

2009/08/16

8月16日 矢筈虎


最近ブログの更新が滞っていました。
毎日見てくださっていた方々ありがとうございます。

写真は関白など矢筈虎の万年青です。右の写真は実生。
矢筈虎は斑が出て来たら直射日光にしっかりと当てて管理すると鮮明に出て秋以降も継続するようです。
逆に日が甘いと秋以降に斑が沈みがちになってしまいます。
矢筈虎は実生で作り出すことができるので、矢筈虎の羅紗の良いものが生える実親などを作り出したら案外人気がでるかもしれません。

室内気温21−33℃
鉢内温度21−29℃
18時頃灌水。
このところやっと夏らしくなってきて気温の高い日が続いています。
灌水は1日ないし2日に一回くらいです。
この時期の水分過多は万年青を痛める原因になると言われているので、我慢強い管理が必要ですね。

2009/08/11

8月11日 途中経過

(仮称)金剛都の図

6月30日のブログに載せた(仮称)金剛都の図です。
ようやく図斑が出て来ました…が、この感じだと大した図斑にはならないことが多いようです。
もっとモヤっと虎斑のように出て来てそれが夏以降にぎゅっと絞るのが図斑の最高の出方だそうです。
しかしまだ分かりません!
今後に乞うご期待♪

久々にすっきりとした晴天でした。
室内気温22−31℃
鉢内温度22−28℃
16時半灌水。

2009/08/07

8月7日 消毒


前の消毒からあまり時間が経っていないのですがスリップスの被害が結構あったので今日は消毒をしました。
殺菌剤デランフロアブル(1000倍)
殺虫剤パダンSG水溶剤(1500倍)
展着剤アプローチBI(1000倍)



室内気温23−29℃
鉢内温度22−26℃
14時頃、消毒の前に灌水し葉が少し乾いてから消毒。
日覆いなし。

2009/08/05

8月5日

今日はLumixの新しいカメラが届きました。
コンパクトデジタルカメラで画質も性能もいまのところ言うことなし!
価格.comで結構安く買えました。

これは園主が撮影したもの。


これは私が。
当園では美術品にしたい万年青は葉が乱れないように花芽を抜いているのですが、抜いた花芽を捨てるのももったいないと思い、冗談のつもりで10本程さしておいたらそのうちの一本がいまだに枯れずに生きています!
6月頃この状態で蜜が出て来たので筆でなでてあげたら実もつけました!
どこまで保つのか楽しみです♪
用土はパーライトとバーミキュライトを1:1で混ぜたものです。
挿し木に適しているというのでやってみました。

室内気温23−31℃
鉢内温度22−28℃
10〜16時日覆い
16時半灌水

2009/08/03

8月3日 リリィ


今日は我が家の2代目警備係”リリィ”のシャンプーをしてあげました。
季節の変わり目で毛がもの凄い勢いで抜けるのでブラッシングも兼ねて。
リリィは人が大好きなので小屋から出してやると嬉しくて飛びついて来ますが、洗い始めると犬が変わったように急に大人しくなります。
ぜひ当園に遊びに来た際はリリィにも会って行ってください♪
大型犬ですがかわいいですよ。

室内気温22−30℃
鉢内温度21−28℃
10時〜16時まで日覆い
17時灌水。

8月2日 お棚拝見

上越支部の方々にご一緒させていただいて柏崎の趣味者の方々のお棚を拝見させていただいて来ました。
今回お世話になったのは三宮様、長浜様、海津様、内山様です。

三宮様
お話を伺うと、肥料はそんなに沢山施していないと言うのですが腰がガッチリとしていて葉幅もあり素晴らしい作がかかっていました。
やはり長野に比べて湿度が高いというのが大きな要因だと感じます。

長浜様のお棚は銘品がずらり。
珠光など大会で活躍しそうな物も!

海津様
海津様のお棚は写真のように外から万年青を眺められるという工夫が施されています。
絵になる風景です。

内山様

実生に熱心な方で今年の生えを見ていたら面白そうな物が何本もありました。
私のほうも今年交配した実生が来年どうなることやら楽しみです♪

一件ごとに皆様夢中になりすぎて時間が多少オーバーしてしまいましたが非常に有意義な時間を過ごすことができました。