2009/09/29

9月29日 天光冠


昨日の3層構造の話でも登場した『天光冠』です。
明治31年頃に岡崎市の貸席「蔦屋」で『褥錦(しとねにしき)』から生えたとされています。
しかし、天光冠に似たものを生やそうと褥錦に実をつけて蒔いても、天光冠型どころか羅紗も生えないという話を聞きます。

天光冠はとにかく根が太く、水や肥料を吸いやすいので、粗植えにして、施肥控えめ、採光は特に十分に採ると良くできるとされています。
襟合わせが端正で、上品な葉姿が『富国殿』とよく対比される品種です。
親木になるまでは熨斗葉くらいの葉芸しか現さないのですが、作り込んでいくと、違う品種かと思わせるような雅糸竜を現します。
しかし、雅糸竜を現さない状態でもその魅力ある地合いは十分観賞できます。
これからもずっと残っていく銘品だといえるでしょう。

室内気温18−20℃
鉢内温度18−19℃
9時頃灌水。

2009/09/28

9月28日 こないだの件


これは東信分会の会員の方が作出した実生で一本ものです。
千代田系の実親から生えたそうです。
ご覧の通り千代田城のような地合をしています。
やはり千代田系と何か深い関係があるのか•••

これは長野大会の時に関東のある方から教えていただいたのだが、万年青の葉は基本的には2層構造になっているらしいです。しかし、鶴裳や千代田城のような色の万年青は3層構造になっているのだそうです。天光冠の粉を降ったような魅力的な地合も同じように3層構造になっているらしいです。
つまり、普通の万年青と同じような地合の上に、さらにもう1層の白みがかった透明の膜が張っているということだと思います。

•••30分後
これは仮説などではなく、葉の断面を見てみると実際にそうなっていました。
今ちょうど温室に行ってみたら、運良く(?)下葉の葉先に疵がある鶴裳を見つけたのでその部分を切って虫眼鏡で見てみました。おもしろいのは紺縞の部分は表裏に白い膜が張っているのに、紺覆輪の部分は膜が張っていないのです。
これはどういうことなのでしょうか。
覆輪の部分は層が一つ薄くなるのか?ということは覆輪は一層構造?
千代田系はどうなっているのだろう?
積雲のような淡い地合いの万年青は?
う〜ん。
このことについてはさらに詳しく調べていきたいです。
かといって私は研究者ではないので、高価な万年青にわざと疵をつけるようなことは絶対にしないのでご安心を。

何かこのことについて他に知っている方がいらっしゃいましたら、コメントにて教えてください。

室内気温19−25℃
鉢内温度18−22℃
8時半頃灌水。

2009/09/27

9月27日 東信おもと愛好会展


東信分会の展示会は大盛況のうちに終わることができました。
一般の方も気軽に参加できる雰囲気作りができており、会員の皆様が一般の方に積極的に万年青のことを教えたりしている姿に、明るい未来を期待することができました。
今回も新しく会員になられた方が1人おり、長野大会でも全体で第1位を獲得し、平均年齢も若く、「作、実生、活気」の三拍子が揃っている東信分会は最早長野支部の中心的分会だといえます。
私も負けないように長野市内のほうで、若い方に新しく会員になってもらえるように色々と活動していかなくては!と刺激を受けました。

写真は割子の仕方の講習会。
とにかく初めて万年青が趣味として育てられているのを見たという一般の方が大勢いて、万年青を多くの人の目に触れさせることができたというのが今後につながる大きな成果だったと思います。

中には『旭翠』の青に魅力を感じて買っていってくれた感性の鋭い女性の方もいました。

9月26日 萬年青銘鑑

日本おもと協会が発行している萬年青名鑑です。

今日は銘鑑の見方を紹介します。

※分かりにくくなるので全て羅紗の品種名で統一します。

まず、全盛稀貴品いわゆる金文字から

上段真ん中『力和、鸞山』が1番。

真ん中下段『天光冠』の位置が2番。

上段左右『旭翠』『旭峰』の位置が3番。(右側の方が上位)

下段左右『聖雲殿』『八紘錦』の位置が4番。


次は上下を金文字で挟まれている全盛貴品を3本柱と呼び

真ん中『聖富貴、国宝錦』の柱が5番。

左右『鯱』『華陽』の柱が6番。


残りを上段から順に

別格稀貴品『楼蘭』『壽冠』の横一列が7番。

同じく別格稀貴品『聖岳』『菱山』の列が8番。

別格新進稀貴品『萬寿』『帝釈』の列が9番。


長野県大会ではここで上3段と下3段で分けています。

別格貴品『武州』『鑑真』の列が10番。

貴品『寿岳』『斉王代』の列が11番。

同じく貴品『観世』『勲泉』の列が12番。

となっています。


明日も東御市のくるみの里で展示会を行っていますので時間のある方は是非観に来てください。お待ちしております。

2009/09/25

9月25日 力和、鸞山


『力和(りきわ)』と『鸞山(らんざん)』
どちらも羅紗銘鑑の最も位の高い位置に君臨する羅紗おもとの代表格です。
やはりこの2つを紹介しなくては始まりません。

力和
昭和15年に三河の杉山力蔵氏が作出した大車実生である。
二面甲竜を押しつぶしたような葉芸を現し、丸止めで幅広く力強いのに愛嬌のある葉姿が多くの万年青愛好家を虜にしている。
名前の由来は作出者である杉山力蔵氏の『り』、竹内金輔氏「き」と岡田和吉氏の『わ』をとって力和という名がついた。
覆輪が回ったのは昭和48年。
当時は300万円を超える値段で商いされたという。

鸞山
来歴は良く分からないのだが、330種によると作出者は牧円造氏、昭和20年代に先代桶庄氏が培養していたとされている。
その後、昭和30年頃に岡崎の梶川継一郎氏が求めたことから『梶川実生』と呼ばれていた。
昭和35年に故平野さんが買い出し、五反田の江田進氏に売却。江田氏は増え木を売却していたのだが、のちに増殖分全てを買い戻し、鸞山と命名、登録。
覆輪が回ったのは昭和47年。
力和とは対照的に葉先は尖り立ち葉。雅糸竜、熨斗葉、剣葉を現す。力和と同じで幅広く力強い葉姿。

両種は覆輪が回ったのもほぼ同時期で、当時はどちらも数百万の値段で取引されていたらしいです。
現在では誰にでも手に入れて作ることができます。
鸞山のほうが若干性質が弱いようです。
長野県の力和が大好きな若い趣味者の方によると、鸞山は施肥弱め、力和は施肥強め、ちょうど中間に『峻嶺(しゅんれい)』があるイメージだと教えてくれました。なるほど!

室内気温19−28℃
鉢内温度19−25℃
温度を観測している鉢は楽鉢です。
灌水なし。

明日26日と明後日27日は東御市にある道の駅、雷電くるみの里で東信分会の方々によるおもとの展示会が行われます。
このブログを見ている皆様、ご家族やご友人を誘って是非遊びに来てください。
お待ちしております。

2009/09/22

9月21日 信州おもと美術展2

皆様のご協力のおかげで大成功をおさめることができました。
ありがとうございました。

全国でも有数の名作者である、宮崎理通様は今回も羅紗、薄葉、大葉問わず、素晴らしい作品を多数出展されました。
昨年の日本おもと名品展で特別最優等を授賞された『旭峰』。長野県知事賞を授賞されました。
ご本人は今年の葉が今までで一番良いとおっしゃっていました。


大葉系一般の優等『金峰山』


羅紗名鑑上3段の部『和楽』
信濃毎日新聞社賞を授賞されました。

田哲園賞を授賞された『碩山』。

左の下葉がこの間まであって、それが残っていればもっと良かったそうです。
この木は美術品にするのが難しいようです。

指定品種『鸞山』最優等。
まだまだ写真を載せたいのですが、長くなってしまうのでこれくらいに。
宮崎さんはとにかく風通しを良くして、日をしっかりと取っているのでどの木も腰が太く、芸もしっかりとしています。特別な消毒などもしていないのに、青にえはほとんど出ないそうです。
植え込み材料はゼオライトや桑炭は入れずに朝明砂のみ。水は朝夕一日2回くれているそうです。
葉持ちも良く、旭峰は今年は一枚しか落ちなかったとのこと!
もっとも、万年青はその棚ごとに合っている管理の仕方があるので、これを真似したからと言って同じように出来るとは限りません。
万年青を始めた頃は色々と研究されたそうで、どうすれば万年青が傷むのかなどをしっかりと経験して分かっているので、今のような作をできるとおっしゃっていました。

最後に一枚。参考品に出展された未登録品の『海吉(みよし)』。
縞甲なのですが、羅紗縞甲といった感じです。

2009/09/20

9月20日 信州おもと美術展

初参加の大会1日目は非常に楽しく勉強になった一日でした。
審査風景。
県外の業者さんなど審査員の方々による厳正な審査。
この品種はこういう基準で評価をするのだな、この品種はあまり大き過ぎないほうが良いのだな、などと非常に勉強になりました。

特別最優等が出揃いました。
この中から日本おもと協会会長賞に輝いたのは•••
山田昭二郎様の『錦麒麟』でした!
おめでとうございます!!!
もの凄いボリュームです。
これは写真だけでは伝わりきれないので、今日ご来場できなかった方は是非、会場に足を運んでください。
他にも特別最優等に選ばれた木や、選ばれなかった木も全て美術品にふさわしく、見ているだけで半日が過ぎてしまうと思います。

実生会の部、参考品にも目の保養になる素晴らしいものばかりです。

これは私が命名しました。
数人の方に自慢したところ、なかなかの手応えでした♪笑
その名も『名残り雪(なごりゆき)』。
なぜこの名前かというと、『残雪』が羅紗地に変化したものなので、残雪の名残りがあるからという理由が一つ、そして残雪と言う字が名前に入っていることで、残雪の変化種だと覚えやすいだろうという理由が一つです。
いかがでしょうか。
あまり自慢げに書くと怒られてしまうのでこれくらいにしておきます。

明日もご来場お待ちしております。

2009/09/19

9月19日 長野大会


明日は信州おもと美術展、長野県支部の万年青の展示大会です。
長野の会員の方々がお持ちの、選び抜かれた美術品の数々が展示されるので、今からワクワクしています。
21日の10時からは交換会(オークション)も行われるので、ご家族の方や友人などをお誘いの上、是非参加していってください。
業者による販売もあります。
心よりお待ちしております。

室内気温16−24℃
鉢内温度16−22℃
温室内は9時頃、ビニールハウスは16時頃灌水。

2009/09/18

9月18日 玉獅子の虎


万年青には獅子といって葉がクルクルとカールする品種があります。
この獅子芸は他の植物には見られません。

獅子の原種といわれているのが『玉獅子』で、その玉獅子に雪白の虎斑が現れたものが『玉獅子の虎』という品種です。
明治30年頃に名古屋の石原宗三郎氏の棚で玉獅子に虎斑が現れたとされています。
甲竜はなく、覆輪に虎斑、余計なねじれなどもなく内側に巻きこむだけというシンプルな芸ですが、そこがずっと人気を保っている秘訣なのかもしれません。

実生でも玉獅子の虎といって売られていることがありますが、実生のタマトラは虎斑が後暗みしやすく、覆輪が浅く、巻きも悪く、本種とは比べ物になりません。本種のことを「ホンタマ」と呼び、中でも特に虎斑が白く冴え上質のものを石原性と呼びます。
値段も本種と実生では10倍以上違うので見分けが付かない場合は買う際にしっかりと「これはホンタマですか?」と確認してから買うようにしたほうが良いです。

玉獅子は獅子の原種と書きましたが、実親として有名な『麒麟獅子』は玉獅子×大車ともいわれており、臥牛獅子や玉姫など全ての獅子が玉獅子から派生したものだといわれています。

獅子は根も葉と同じように縮れていて、鉢の上に根先が出てきて止まってしまうことが良くあるので、少し大きめの鉢に水苔を使って植え込み、日は控えめ肥料は多めにすると芸が良くなると言いますが、本種の場合はそれだと虎斑が綺麗に冴えなくなってしまうので朝日を十分に取って絶妙なバランスで育てることが重要です。
先日の錦麒麟などと共に長い間人気を保っている品種です。

室内気温15−25℃
鉢内温度15−24℃
外棚とビニールハウスの北側、最近植え替えた万年青だけ16時半頃灌水。

2009/09/16

9月16日 千代田城、鶴裳


『千代田城』と『鶴裳(かくしょう)』です。

鶴裳は明治17年ごろ、長野県北佐久郡で『大象観』の実生として生えたとされています。
これの紺覆輪が白覆輪に転覆したものが『千代田鶴』という品種になります。

両種ともに緑の部分が白みがかった紺地をしており、恐らくは何らかの突然変異でこのような色合いになったのでしょう。
なので、いくら鶴裳と同じように大象観に実を付けて蒔いてもこのような色合いの実生は生えないと思います。
それでも、なんとかこの色合いを実生で生み出す方法が見つかれば、何か大きな流行が巻き起こるのではないかと思い、今年の交配シーズンに大象観の縞に千代田系の獅子の花粉を交配してみました。
なぜ千代田系の花粉を使ったかというと、園主のブログにある『(仮)白鷺城(しらさぎじょう)』は千代田系の実親から変化したものだということ、続原色おもと図鑑によると千代田城は昭和36年5月に千代田実生の根変わりの一種として求められたものだということから、千代田斑系とこの色合いの変化には何か密接な関係があるのではないかと思ったからです。

まあ、そんなことを言ってもまず生えないでしょうが、これからも実験的に鶴裳や千代田城、大象観などに色々な斑物の花粉を交配してみて、このような色合いの実生を生やしてみたいです。

一般的に言われる千代田城は、大象観からの突然変異によるもので、園主がその現場を写真で写したものがこれです。
キーポイントは大象観と千代田系ですね。
それにしても、この変化はアルビノとは違うだろうし•••万年青とは本当に不思議な植物です。

室内気温16−24℃
鉢内温度16−26℃
16時頃灌水。

2009/09/15

9月15日 実生会2

上の写真は長野県上田市の実生家、湯本邦雄様の実生です。
湯本先生は今まで新生殿を使った実生や、長寿楽を使った実生、紅流しを使った実生などバラエティーに富んだ交配をされてきて、数多くの素晴らしい実生を世に送り出しています。
お棚もご自身で作り出した色々な実親や実生が溢れています。

今回は静養中のため、同行できませんでしたが、左の写真の木で2才〜胡麻斑でおもと大賞、右の写真の『信濃』で実生一般の部の第一位を授賞されました。

室内気温17−23℃
鉢内温度17−22℃
灌水なし。

9月14日 実生会

昨日は地元の趣味者の方々と一緒に三河で行われた実生展示大会に行ってきました。

審査風景。

業者の方々の厳しい目が光ります。
審査は当才縞羅紗、当才縞甲、当才獅子、当才千代田羅紗、当才千代田獅子、当才千代田斑、当才胡麻斑、2才〜縞羅紗、2才〜縞甲、2才〜千代田斑、2才〜胡麻斑、2才〜獅子、実生一般の13の部で行われました。(どこか間違えてるかも)

今回一緒に大会に行った、上越支部支部長の高橋様が2才〜縞羅紗の部で日本おもと協会会長賞を、当才胡麻斑の部でおもと大賞を授賞されました。
本当におめでとうございます。
この日本おもと協会会長賞を授賞された万年青は『絢華』という名がついており、色々なエピソードがあるのですが、それは当園のHPもしくは園主のブログで紹介されると思いますのでそちらを参考にしてください。

実生会が終わった後は、三河の老舗業者「豊明園」さん、「宝生園」さんにお邪魔して万年青や設備を見させていただきました。
豊明園さんは庭もお棚も本当に立派で、おもとの設備や作も見習わなくてはと感じました。
徳川家康が江戸城に入城する際に持ち込んだとされる『永島』など古くからある品種が沢山あり、初めて見る万年青も多かったです。
私と同世代のご兄弟がバリバリやってらしたので、私も良い刺激を受けました。
私はまだ未熟者ですが、いずれは共に将来のおもと界をより良いものにしていきたいです。


宝生園さんのお棚は獅子、千代田、羅紗などしっかりと分けて整理され管理をされていて驚きました。
作も素晴らしかったです。
これも見習わなくては!

両業者様ともに色々とよくしていただきました。
本当に一日中勉強することができ、楽しかったです。

室内気温18−25℃
鉢内温度18−25℃
16時頃灌水。

2009/09/12

9月12日 日月星系統

室内気温17−19℃
鉢内温度16−19℃
灌水なし。日覆いなし。
窓は真ん中の天窓以外は閉めたまま。
今日は日照が少なく、気温の変動がほとんどありませんでした。

日月星系統の変化
日月星は一文字(古今輪)の変化、または阿波日月の変化だろうと言われています。
そしてこの日月星から根変わりで様々な品種が生まれており、それぞれに名前が付けられ、今ではどれも銘品になっています。

『日月星』(黄覆輪)
 •『地球宝』(図斑)
  →『旭光宝』(羅紗地)→『暁』(図抜け)→『翠天』(深覆輪)
  →『地球錦』(覆輪抜け、裏芸)
 •『朝陽』(白虎斑)
 •『明月』(黄虎斑)
 •『天錦章』(縞)
 •『銀月』(白覆輪)

他にもございましたら、補足お願いします。

これらの一級品を全て揃えて、美術品にして錦鉢に植えておいて、当園に来たらいつでも日月系統の美術品が見られる、というコーナーを作ったら面白いだろうな、などと密かに考えております。
地球宝は戦時中にその売上で軍用機を2機献納したという伝説を持つ万年青で、数多くの血統があり、地球宝会という会もあったほど万年青愛好家から愛されている万年青です。

2009/09/11

9月11日 錦麒麟、麒麟冠


これは万年青をやっている方ならまず間違えないと思いますが、一見すると『錦麒麟』に見えます。私は未熟者なので最初見たときは間違えました。
しかし、この線は縞ではなく一昨日のブログでも書いた蹴込みです。
何が違うのかと言うと、縞というのは葉の元から葉先に向かって伸びている線のことで、継続性があります。しかし、蹴込みの場合は覆輪が分かれたものなので葉元までいかずに消えていたりして、継続はしません。

一発で見分ける方法としては、葉の裏を見ることです。

縞なら葉の裏にもはっきりと線が入りますが、この葉には入っていません。
つまり、表の線は縞ではなく蹴込みだったということが分かります。
この方法なら縞かどうかの判断が容易につき、これは縞の抜けた『麒麟冠』なんだなと、すぐに分かります。
錦麒麟と麒麟冠では値段が10倍近くも違いますから、これから万年青を始める方や、このことを知らない方は買う時に注意しなくてはなりません。
この方法は、雌木として使う実親に縞があるかどうか見るのにも使えるので便利です。
というか基本らしいです。

ちなみに、錦麒麟、麒麟冠は芋吹きをするときに芽当たりが大きいので、アタリの上ギリギリを切るとアタリが膨らんできた時に芋が割れてそこから傷みが発生したりしてしまうので、アタリの上に少し余裕を持って芋切りをするのがセオリーです。

下の写真が錦麒麟

明治32年頃からある古い品種ながら未だに高い人気を誇っていて、類似品が他にありません。私が大好きな品種の一つです。
縞が抜けやすいので、錦麒麟が麒麟冠になってしまったものは良く見かけます。
他に麒麟冠の図、虎もあり、本数が少なく、高価なものらしいです。
私は直接見たことが無く、一度見てみたいのでどこかで見かけた方がいましたら是非教えてください。

室内気温15−25℃
鉢内温度15−24℃
16時頃灌水。
周りの窓は東側は半開、西側は全閉。
天窓は真ん中だけ全開で他は全閉。
これでも北と南のドアが開いているので、かなり風が通ります。

2009/09/10

9月10日 こ、これは•••!!


何か面白いものはないかなーとビニールハウスの万年青を眺めていると、端の方に置いてあった霧島の芋吹きプランターの中からこんなものが出てきたのですぐに鉢上げしました。
『霧島の図』です。
8月23日のブログで他の木を紹介した時に、全面に図が入り、曙を鮮明に出すことが出来れば素晴らしい美術木を作れるだろう、と言っていたところにこれが出てきたので驚いています。
図の質だけでも他の図物の代表格と比べて遜色ないと思います。
これが増えたら文句なしで田哲性でいいのでは?(^^)v
また楽しみが増えました。

室内気温12−24℃
鉢内温度10−22℃
15時半頃灌水。

2009/09/09

9月9日 (仮)金剛都の図


6月30日と8月11日のブログに書いた(仮)金剛都の図はこうなりました。
思ったよりも図が冴えず良くなりませんでした。
しかも少し徒長気味。
でも図抜けにならなかっただけホッとしました。
それよりもこの万年青の中におもしろい発見がありました。

覆輪が途中からズレているのがお分かりでしょうか。
これは蹴込み(覆輪が内側にずれたり、途中から分かれて縞のようになったりすること)だと思うのですが、子供が塗り絵をする時にまず縁取りから塗ろうとして失敗した、みたいに見事に途中からズレています。
この覆輪はどこを葉のふちだと勘違いしたのでしょうか。(笑)
素晴らしい図斑は見せられませんでしたが、おもしろいものが見れたので良しとしておきます。

室内気温16−23℃
鉢内温度16−24℃
16時頃乾き具合を見ながら灌水。

2009/09/08

9月8日 水苔

今日の午前中は水苔の移植と収穫をしました。
その中に硬質赤玉をベッドにしてその上に水苔を敷き詰めたものがありました。
園主が試したようで、かなり良く出来ており、水苔をベッドにした方法とは違って、収穫する際も簡単に取れるし、そのままその上に水苔の芽を移植すればまたすぐに使えるのでこれは!と思い新たな実験をしてみました。

•赤玉をベッドにすると若干色移りする。(これは管理の問題かも?)
•パーライトを使っておもとの発根をすると真っ白な根が出るので、同じ要領で綺麗な水苔ができるかも。
•パーライトだけでは排水性が良すぎて水持ちがいまいちかも。
といったようなことから、

1、パーライト+赤玉(多め) 2、パーライト(多め)+赤玉 3、パーライトのみ
の3パターンを出来るだけ同じ環境で育ててみて、成長具合や出来上がり具合を見比べていきたいと思います。

午後は植え替えをしました。

室内気温20−26℃
鉢内温度19−25℃
15時半ころ灌水。

2009/09/07

9月7日


生まれて初めて自分のお金で万年青を買いました。
ただ純粋にこの実生がどのような木になるのかを楽しみに育ててみたいと思います♪
園主曰く、実生は大抵が夢で終わるらしいですが、ビギナーズラックが爆発してくれることを祈っています。
葉先が尖っていて少し立っているような気がするので『旭翠』のような素晴らしい木になってほしいです。当才の時点ではそっくり!(^^)
やはり人生には楽しみの一つくらいなくてはいけません。

今日もひたすら植え替えをしました。
やはり芋痛みは例年よりも少ないようです。

室内気温18−30℃
鉢内温度17−28℃
9時頃灌水。

2009/09/01

9月1日 植え替え開始

当園では昨日から植え替えを始めました。
今のところ100鉢程植え替えが完了。
まだまだ先は長いです。
売り物にする万年青の首元は水苔で、作をするものは硬質赤玉で植え込みました。
今のところ芋痛みは例年よりも少ないようです。

展示できそうな『玉輝冠』


ラベルを見ると、淡い緑の地に紺覆輪が回る薄葉の古い品種である『江戸紺』が白覆輪に転覆したものだと思われます。

これは貴重!

室内気温19−27℃
鉢内温度19−25℃
17時頃灌水。