1月12日 肥料作り、力和


近所の農家の方から遺伝子組み換えをしていない純正の菜種油粕「一番搾り」をいただいたので、園主が肥料作りをしました。
昔は自家製の肥料が当たり前だったとか。
私は市販のもので十分だから我関せずといった感じだったのですが、やり始めたのを見たらやはり気になってしまいました。
菜種油粕に米ぬかを混ぜ、発酵剤のコーランを使って完全発酵させるそうです。
代用としてEM菌を使っているという方や、藁を使って納豆菌で発酵させるといった方法もあるようです。
さらに木酢液を混ぜるとにおいが減るそうです。

何日か経つと熱を持ち始め、ピーク時では80℃近くまで温度が上がるそうです。!!
すでに温度が上昇し始めているような?
明日からも変化があったら計測結果を載せようと思います。


奥谷三郎氏の「萬年青大観」を読んでいたら『力和』についておもしろい文章を見つけました。
以前、ブログで昭和15年に杉山力蔵氏が作出した「大車実生」であると書いたのですが、この本によると、当時のことに詳しい吉良町の杉山真一郎氏によると、♀木ははっきりと「群宝」だと覚えていると書いてある。
さらに、当時、同町には大車は入っていなかったので♂木は「二面甲竜」だと思うとのこと、と書かれているのである。
今まで数人の方から力和は典型的な大車実生だと教えられていたので驚きました。
♂木に大車が使われていた可能性が0ではないので何ともいえませんが。
いずれにしろ、この文章からは♀木は「群宝」で間違いなさそうです。
まあ、交配がなんであろうと力和には変わりないんですけど、私の中で「群宝」の評価が変わりました。

室内0−5℃
鉢内4−6℃
先程、園主がプラ鉢を手で包んだ状態で計測結果を見たら1℃上昇しました。
12時頃灌水。

コメント

  1. 私が小さい頃、父も肥料を作っていました。乾燥した肥料とこってり熟成したような肥料、それと臭かったのを覚えています。父も色々と研究していたようです。こってりしたほうは、見るからに美味しそうだったですね。私も何でも挑戦したいほうですが今はアパート暮らし、においがする肥料にまでは手がだせません。次回の報告を楽しみにしています。

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  2. >>万葉さん

    何だか私も自分で挑戦してみようかな、と思ってきました。
    木酢でどこまでにおいを減らせるのか楽しみです。

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  3. 力和の雄木は昇雲竜だ、という説はありませんか?

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  4. atsuさん

    力和は♀「群宝」×♂「祥雲龍」の説が濃厚のようですよ。
    今年「祥雲龍」の実物を見ましたが、やや幅広で高い甲竜のかかる万年青でした。『力和』の芸質からいって二面系の血を強く引き継いでいることは間違いないと思います。

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