1月18日 達磨

『達磨(だるま)』
昭和60年,鹿児島県の渋谷茂夫氏が『大錦』×『白鶴殿』の交配で作出した比較的新しい品種である。
命名、登録は同県の吉川清尚氏
葉幅が広く、葉先は丸止めで愛嬌の良い葉姿をしている。
紺性が強いので、曙斑をきれいに出すことができれば一段と美しい姿になる。

曙系の良いところは、曙斑をきれいに出す技術さえあれば、誰でも美術品を作ることができるところにあります。
図や虎斑には系統があり、技術だけではどうしようも無い部分がありますので。
しかし、図や虎斑でもその素質を十分に引き出すにはやはり技術が必要です。
ですので、、、斑物を上手に作るにはそれなりの技術が必要で、腕を磨き続けるしかないということです。
ん?話がまとまっていない。。。
とにかく、曙系は系統を気にせずに傷んでいないかだけを気をつければ気楽に求めることができるというのがメリットですね。

もう一つ、曙斑は交配によって遺伝します。
達磨の片親である、白鶴殿は曙系の大葉おもとです。
昨年、霧島の実をセルフで100粒程蒔いたのですが、1割程度は曙斑が遺伝しました。
なので、曙斑のある薄葉、羅紗や、竜のり曙斑などを作出してみるのも案外面白いかもしれません。
曙羅紗はすでに何本か展示会に出てきているのを見ました。

おもとは一人一人楽しみ方を変えられる植物なので、遊べる範囲をもっと広くするのも、新たな趣味者獲得には大事なことだと思います。

外気△9−4℃
室内3−11℃
鉢内3−12℃
昨日灌水しました。

園主の肥料は現在48℃まで地温が上昇しています。
私のは3日経ったのにまったく発酵が始まる気配がありません…orz
明日変化が見られなかったら発酵剤のコーランを混ぜます。

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