2010/06/28

1年

6月24日でブログを始めて1年が経っていました。
閲覧者数:23,194
閲覧回数:51,292
ブログは色々な調べたことや勉強したことなど記録を残しておけるので、自分でも結構役に立っています。書く度に知識も付いていくので楽しんでいます。
また、いつも見てくださっている方々がいるので大変励みになっております。ありがとうございます。

万年青はとにかく数を観ることが観る眼を磨くことに繋がると思っていますが、知識が付いた上で観る、観た後でその品種のことを知る、という作業を付け加えることでより質の高い眼を養うことができると思っています。
これからも頑張りますのでよろしくお願い致します。

6月27日 信州実生会

信州おもと実生研究会が松本で行われました。
県外からも実生家の方達が数名みえて、交配期の実践的な話などを聞かせていただきました。

大斑園氏と宝生園氏によるスライドを使っての講習会。
大谷さんは十四山の実親の歴史や、広い視野から実生にアプローチしたら面白いなど聞き入ってしまうような話を沢山聞くことが出来ました。
宝生園さんは萬風展の受賞作品の説明や最近の実生状況など。

お棚拝見
矢沢哲氏
さすがの名作で葉幅の引いた八雲錦、至芸に近い旭翠、宝生殿など、決まり物がしっかりと作られていました。
実生でもこれは!と気になる物が何本かありました。

百瀬治水氏
すでに今年の生えが伸びてきており、「今のうちに唾をつけておこう」などと冗談(?)も飛び交っていました。
平成21年度に大斑園の大谷さんが登録した『白皇』。
私は会報の新登録の時の写真でしか見たことが無く、過去2、3回ほど百瀬さんのお棚に寄らせていただいた時にもアンテナが伸びておらず気づいていなかったので、改めてこのような素晴らしい木なのだと知り感動。
縞羅紗は目移りするようなものばかりなのですが、私の中で今日は特にこの一本でした。

実親のほうは何回見ても、使ってみたいなぁと思うような面白そうなものだらけで、しかも実生家の方達の会話、解説付きだったので非常に勉強になりました。

皆様ありがとうございました。

2010/06/25

6月25日 梅雨の通信簿

今年は昨年以上に実付きが悪いです。これからしっかりと研究していきます…
終盤に交配したこの「羅生の松」はギッシリと実を付けてくれましたが、縞羅紗系はひどい。

次は虎斑コーナーです。
『玉獅子の虎』『白牡丹』
この二つは後冴えの系統のようです。
『朝陽』
昨年までの葉は斑の量が少なかったですが、棚が変わって新葉にきれいに出てきました。
性が良い物らしいので秋が楽しみです。
『獅子の花』
虎斑と言うか矢筈虎ですが、これも昨年までとは打って変わってきれいな斑が出てきました。
夏もしっかりと日を採って暗まないようにします。
今年は寅年だからか、全体的に虎斑がきれいに出ています。(我ながらあまり面白くない)

図物…といってもこれは!というものはこの『残雪』くらいですが、眩しいくらいに雪白に打ち込んでおります。
西沢さんの遺品、図性は最高の物です。子も上がりかけています♪

『福錦』
地味なコートメ縞だったのですが、今年は蹴込みも混ざって葉の表面に膜を張ったような縞柄で全体が黄味を帯びてきました。
『国宝錦』
まん丸とした良い新葉が出てきたので嬉しくて撮りました。
日をしっかりと採って伸びすぎないように詰めて作りたいと思います。

外気14−30℃
温室15−31℃
鉢内15−33℃
鉢内は10時頃が一番高くてそれ以降は段々下がって日中は28℃くらいです。
16時頃灌水。

今日で外棚の整備は大方終わりました。
後は園主に見てもらって直すとこは直して、万年青を外に出すだけです。

2010/06/24

6月24日 白牡丹

『白牡丹(はくぼたん)』
いつごろ作出されたかは不明だが、昔『虎の子』という虎斑ものの値が高かった頃、『遠州虎』『水菜虎』などと言われて区別されていた。
昭和22〜23年頃、『白牡丹』と命名されて日本中各地で愛培されている品種である。

『白牡丹』の一番の魅力は何といっても雪白で鮮明な虎斑である。大柄な虎斑から吹雪状の図のような虎斑が葉全面に現れる。
基本的には紺性は淡いが、虎斑に支障が出ない程度にうまく採光できれば紺性も濃くなり、そのコントラストは非常に美しい。
葉肉が薄くスリップス疵が目立ちやすいので、こまめに消毒をしたほうが良い。
繁殖力が強いので、肥料を多くやって腰太く株立ちにして観賞すると良い。
花芽も上がりやすいので実をつけて楽しむこともでき、薄葉系の入門品種としては最適な品種である。

外気14−29℃
温室15−29℃
鉢内17−32℃
16時半頃灌水。
水苔は朝夕2回灌水しています。
梅雨入りして苔替えを始めました。当園では夏は上苔ではなく上砂で管理します。
昨年までは硬質赤玉をふるって洗ったものを使っていましたが、今年からは焼き赤玉と日光砂と細かいゼオライトをさらに混ぜて使っています。肥料が効いてくると日光砂が緑に色付き、硬質赤玉が乾きの目安になり、焼き赤玉が水持ちを若干良くしているので結構理に適っていると思います。

さっき、蛍が見れると聞いて少し山の方まで行ってきました。
月明かりが強すぎて見えるまで時間がかかりましたが、目が慣れてからは瞬いているのがしっかりと見えました。
数が少なかったのでデジカメでは撮影することはできませんでした。
曇りの日に一眼レフのカメラを持ってもう一度行ってみようと思います。

追記
W杯、日本がデンマークに3−1で勝って決勝トーナメント進出です。
本田と川島が最高でした!

2010/06/20

6月20日 花尾獅子

『花尾獅子(はなおじし)』
昭和の中頃に三河地方で作出されたのではないかとされている。
福岡県の村山峯一氏が増殖し、昭和48年頃、岐阜県の堀野義人が北九州の花尾山に因んで『花尾獅子』と命名、昭和52年に村山氏が登録した。

縞甲獅子で、紺性は強く、地は固く雅糸竜を現す。
巻きはきれいな丸巻きでしっかりと巻き込み、全体としてはコンパクトで端正にまとまる。
腰が高く、葉先が尖り、獅子系の中では上品な印象である。
下の写真は中透けになったものだが、このように派手なものでも十分観賞出来るように、覆輪が無くても鮮明な縞柄のある物ならば、出来た時にきれいである。


外気19−30℃
温室21−31℃
鉢内20−30℃
15時半頃灌水。
梅雨入りして、長野と言えども温室内の湿度が結構高くなるのでしっかり換気するように心がけています。ポット鉢で管理しているものはかなり水持ちが良いので、梅雨が明けたらしっかりと乾いてから灌水するようにしていきます。
ビニールハウス内の羅紗系や芋吹きは外棚で管理するので、今は日覆いを取り付けたりと整備しています。

2010/06/19

6月19日 W杯 オランダ戦

日本0−1オランダ
終始日本のペースでオランダ相手にあれだけのディフェンスをできたのは大きな収穫でしたね。
後半のオフェンスも結構チャンスを作れてデンマーク戦は結構期待を持てるのでは。
大久保が良かった!

2010/06/17

6月17日 芸州

『芸州(げいしゅう)』

昭和45年頃、愛知県の方で作出され、万仙園の多賀弘氏が命名し昭和58年に登録した。

縞甲系の中では小型で、葉繰りがよく姿の整った良い品種である。
紺性が強く、覆輪とのコントラストもきれい。
芸は甲竜から総雅糸竜になり、まれに玉竜も見せる。

外気15−31℃
温室18−29℃
鉢内17−29℃
16時頃灌水。最近は日照時間が長くなり、気温が下がり始める時間も遅くなってきたので灌水の時間も少しずつ遅くなってきました。灌水すると3℃〜5℃くらい各温度が下がりますが、新葉の中に溜まった水がぬるくなるのが嫌なので、当園では気温が下がり始めてから灌水するようにしています。
昨日は雨で最高気温は25℃くらい。

2010/06/16

6月16日 天錦章

『天錦章』


日月星に縞の入ったもの。
明治35年頃、三重県のほうで日月星に黄縞が現れ、話題を呼んだという。
それを藤田氏が買い出し、恒川氏に渡り、大阪の塚原大輔氏が命名し、昭和9年に登録された。

縞柄が入ることにより、全体が黄色みを帯び分かりやすい綺麗さがある。
縞柄がはっきり全体に入った美術木は中々見る機会が少ない。

縞ものは基本的にはコートメ(地味目)で全体に満遍なく入ったものが最上なのですが、薄葉や大葉、獅子系などのような全体の容姿から観賞する物は少しくらい派手なものの方が出来上がった時に分かりやすさがあり、魅力的だと思います。
では、何故派手な物が嫌われるかと言うと、縞柄が安定せず、派手になってしまって培養がうまくいかないことが多かったり、上がってきた子も派手で培養しにくいことが多いということが大きな要因だと思います。

羅紗系になると特に実生では、地合いや紺性などその木の持つ素質が見えることが第一条件ですから、縞も出来るだけ地味で、覆輪に変わる為の要素として含まれている程度が理想だと思います。しかし、縞覆輪や縞ものはまたそれとして違った魅力も見えてきますし、一概に何が良いとは言い切れません。決まり物の縞覆輪などは少し派手目なものは一般的な分かりやすさ、コートメなものはよく見ると縞が見えるという侘び寂び、そして希少価値という観点からも非常に価値のあるものだとも思います。

2010/06/15

6月15日 W杯 一勝

日本がカメルーンを破りました。1−0。
松井のクロスから本田の落ち着いたシュート!本田はやってくれる男だと信じていました。
いやー、久しぶりにテレビの前でアツくなれました。

2010/06/11

6月11日 水苔栽培

去年の9月8日のブログで書いた実験はこうなりました。
結果は全て失敗(苦笑)。
秋までこのまま管理して様子を見たいと思います。
「パーライトのみ」は予想に反して水持ちが良すぎて水苔が腐ってしまったため、全くだめでした。
赤玉多めが一番成績が良かったので、パーライトは水苔栽培には向いていないようですね。
最近は地元の趣味者の方が良い成績を残している日光砂(超硬質鹿沼土)でいくつか試しています。

同じ方に教えてもらった方法としてラブシートをプランターの上に被せて管理するという方法も実験中です。
風による乾燥を防ぎ湿度を保てる、水も適度に通す、長時間柔らかい採光をできるというメリットがあり、うまくいきそうな気がします。

園主が趣味者の方から教えてもらった植え方や管理方法もこれから試していく予定です。

外気15−33℃
温室14−31℃
鉢内15−32℃
15時頃灌水。

2010/06/10

6月10日 春?の通信簿

今の時期は毎日色々な発見があって楽しいですね。
『五大三光』
後暗みの虎斑を何とか残す為に実験的に毎日11時頃まで採光できる場所で作をしています。
「芋吹き」
ようやく少しずつ箱出しが始まりました。
「その後」
昨年買った生え実生も新葉を繰り出してきました。1年生や2年生から優等生な実生は出世しないらしいですから、とりあえず一安心です。笑
今年は葉肉が厚くなってくれれば嬉しいですね。
「…」
昨年『国宝錦』というラベルが付いていて、私が330種の『国宝錦』のような美術木に挑戦したくて非売品にして作っていた木です。日強で作って腰も太って一作で結構見事な木になって「これはもう一、二作で全国大会に挑戦出来るかも?」なんて喜んでいたのですが、園主から「それは嶺雲だな」と言われかなり落ち込みました。
『文鳥丸』
当園では良く出来る文鳥丸。直射を採らずに明るさで採光するイメージ?で作をしています。
以上、春?の通信簿でした。
外気
温室
鉢内
15時頃灌水。水肥を2000倍に薄めて灌水と同時に与えました。

2010/06/08

6月8日 渦潮、発根

『渦潮(うずしお)』

昭和30年代に愛知県のほうで作出されたと見られる。
昭和42年から43年にかけて覆輪が完成し、愛知県の六鹿弘一氏が命名、昭和57年に林恒雄氏とともに登録した。

獅子の中では多芸品で、甲竜、雅糸竜に加えて、剣葉(熨斗葉にビリをうったような細い葉)を出すというのが特徴。
葉肉が厚く、地合いも魅力十分、幅広の葉が角巻きで巻き込む姿は非常に力強い。
縞覆輪の物が特に人気がある獅子系の代表種の一つである。

外気15−28℃
温室14−25℃
鉢内15−25℃
15時頃灌水。
交配もようやく終わりが見えてきました。

3月に『瑞泉』の根なし割子をパーライトに植えておいた物が、全て見事に発根していたので本植えしました。長鉢に寄せ植えして一作してみます。
2月10日に実験的に早く蒔いて薪ストーブに近いところで管理していた種がようやく発芽しました。…遅っ!

2010/06/05

6月5日 停電、Green通信

今日夕方の6時くらいから9時過ぎくらいまで村中が停電になり、村から明かりが消えました。
原因は不明。
交配はできない、PCも使えない、で、出かける気分でもなかったので一寝入りして起きたら復旧してました。夕飯時はロウソク2本でした(笑)。

「Green通信」
お待ちかねのコーナー、今日は『碩山(せきざん)』です。(誰も待ってない?)
ラベルにはデモと書いてあるので「デモ下がり」の青の木でしょう。
青のほうの雅糸竜の乗った広葉は、覆輪が回ると下の写真の左側にはみ出た葉の様になるイメージ。
昭和40年代に三河方面で作出され、かつては「億哲実生」と呼ばれ、未だに銘鑑の最上段に位置して高い人気を博している銘品。命名登録は当園の先代、田中哲三郎氏。
なかなかボリューム感のある美術木が出来にくいので、腕に覚えのある方はどんどん挑戦していただいて、ご自身の作品を写真に残していただきたいと思います。

外気13−27℃
温室14−27℃
鉢内15−33℃
夕方灌水。

2010/06/03

6月3日 小型おもと

去年の秋に、獅子の芋の下の方に付いていてまだ色もついていなかった割子を、この鉢に植えておいたのですが、しっかり色付いて葉繰りも始めました。
親は確か何か決まりもので中型くらいだった記憶があるのですが…。
鉢の大きさに合わせて万年青もこの大きさのままいったら面白いなぁなんて思って作っています。まあ無いと思いますが。
この鉢はさすがに水切れが速いので赤玉を多めに混ぜて植え、上苔も頻繁に変えるようにしています。

外気10−28℃
温室12−27℃
鉢内13−30℃
16時頃灌水。
交配し終えた実親は棚下に置いて、頭からは水を掛けずに一鉢ずつ鉢ごとドブ浸けにするようにしています。