2010/07/31

7月29日 敷島

『敷島(しきしま)』

昭和39年に愛知県の杉山真一郎氏が『大宝』から作出したもの。

小型種で、熨斗葉、甲竜から雅糸竜を現す。
激しい芸を持っている訳ではないが、姿が整いやすく、紺性は深く葉肉も厚い。

外気23−33℃
温室24−33℃
鉢内23−32℃
今日は湿度が高く、鉢の中が乾かなかったので夕方の灌水なし。

今日は多摩おもと同好会の方達がお見えになりました。

2010/07/30

萬風展記念帖

『第十回 萬風展記念帖』¥5,000
詳細はこちら→詳細
販売はこちら→販売
今までの総索引集も付いています。
厚さ、重量の関係で送料が別途300円かかりますのでご了承ください。
第十回記念に相応しい力作や銘品、次世代を担うであろう未登録品種が数多く載っているので、秋の手入れが始まるまではこれで楽しめそうです。

2010/07/29

7月29日 宝生殿

『宝生殿(ほうせいでん)』
愛知県の大岡某氏が昭和3年に作出した『大宝』の実生である。
恒川保太郎氏が求め繁殖、昭和8年に盛大な披露宴が催され、全国の有力な棚に棚割りされた。

剣葉、鈴虫剣、若いうちは平葉に近いが、熨斗からの雅糸竜を見せる容姿端麗の小型種である。
紺性は深く、地合いは光沢があり、きめの細かい地合いをしている。
性質は丈夫なほうだが、少しふわっと作らないと針の山になりやすく、ふわっと作りすぎると芸が甘くなり、美術木と呼べるような良い木は中々出来にくい。

外気22−28℃
温室23−30℃
鉢内23−28℃
16時頃灌水。

『富士の雪』

特に性が良いものではないのですが、折衷植えにして4月から毎日午前11時過ぎまで採光し、それに応じて多めの施肥をしたところ大柄で良い虎斑が出ました。成長期に風に当てないように気をつけたので、ここまで葉疵も少なくきました。
驚いたことにまだ一枚も葉が落ちていません。
もう一作同じような作が出来れば大会に出せそうです。

『駿河富士』

地植えにしてあったものをプランターで寄せ植えして一作したら良い新芽を見せてくれました。成長期は終日50%〜60%遮光くらいで直射日光は採っていません。
湿度を保つようにして、風に当てないように気を付けました。6月後半からはしっかりと風を通しています。

2010/07/27

7月26日 武陵

『武陵(ぶりょう)』

昭和42年に茨城県の内野茂氏が『鹿島』×『大宝』の交配により作出したもの。
命名は内野舜二氏。登録は両者によって昭和60年にされた。

葉姿は中立ち葉性。
柚子肌で葉肉がすこぶる厚い。
紺性はやや強く、覆輪が深くなると粉をふったような地合いになる。
熨斗葉、二面竜から写真の木の止め葉のように目を見張るような深覆輪の雅糸竜を見せることもある。しかし、中々このように葉姿の整った至芸品にするのは難しいようである。

外気
温室
鉢内
17時頃灌水。

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
5月24日のblogで書いた実生、子が一本上がり始めました。
やはり地合いは良いです。
しかも、覆輪気が…!!やはり縞含みだったようです。
これでどうイメージが変わっていくのか、楽しみが一つ出来ました。

25日は新潟支部の方々が支部旅行で来園されました。
名作者揃いでレベルの高い新潟支部の方達に満足のいくものをお見せ出来たかは分かりませんが、終始笑い声が絶えず楽しんでいかれたご様子でした。

2010/07/23

7月23日 華陽

『華陽(かよう)』
昭和40年代に作出され、福岡県の伊藤八郎氏が買い出し『大江実生』として注目を集めていた。
命名登録者は岐阜県の小野金策氏。

小型の新生殿と言われるように左右に葉姿が整い、腰折れ、折り下げ共に良い。
芸の質としては新生殿とは似ていない。
雅糸竜は彫りが深く、剣葉、鈴虫剣も見せ、覆輪が白く深いので分かりやすいきれいな品種である。

外気22−35℃
温室22−36℃
鉢内22−34℃
17時頃灌水。

『実生』

私の万年青人生と共に歩んでいく予定のこの実生。
葉肉は増してくれました。
低めの甲竜が一本かかり2枚目は熨斗葉のよう?

『?』

『長楽殿』のラベルが付いていましたがまず間違いなく別のものです。
下葉の型を見ると『白雲閣』だと思うのですが、どうでしょうか。
これだけの雅糸竜を見せてくれるとこの一枚を眺めて楽しめますね。

実親「17」

琴治大宝を♂木として13粒播種。鉢上げした羅紗が2本、その他に羅紗の型をしたものが2本、柄は派手になりそうなものが3本、青が2本であとは上柄と優秀でした。
17番とナンバーが付けられていましたが大車か鹿島だと思います。

『三河錦』の青、本芸を見る前に昇天させてしまいました。御愁傷様でした。。。

2010/07/21

7月21日 天光閣

『天光閣(てんこうかく)』
誠文堂新光社の「大葉おもと」によると、昭和15年頃、三河地方で作出され、北九州の風間佐市氏が求めて増殖、昭和40年に鈴木助三氏が命名した。とある。

大葉系というよりも大型の羅紗おもとという表現が当てはまる。
淡い紺性、柚子肌で葉肉は厚く、深覆輪をかける。
葉姿も整いやすく、若いうちは甲竜をかけるくらいだが、至芸に近づくにつれて総雅糸竜を現し出来上がると見応えのある銘品である。

※鶴裳、太陽殿については過去のblogを参照してください。

外気22−34℃
温室22−36℃
鉢内22−34℃
今日は風がなかったので温室の中はかなり暑くなりました。
16時半頃、木酢液をタンクに混ぜて灌水。
灌水後の鉢内は28℃。

今日は山形支部の方達が支部旅行でお見えになりました。

皆様熱心に万年青を一つ一つ眺めていかれました。

鉢上げした芋吹き群。
とりあえず鉢上げは一段落。

以前紹介した『富士の図』の「田哲性」、園主が「藤岡性のことを昔「田哲性」と呼んでいたから別の呼び方にしろ」ということで「Y性」と付けてくれました。

図はこれから冴えてくる…のか!?

去年の全国大会の際に、庄おもと園の庄さんから教えて頂いた「傷み万年青を根なしに切って傷んだ芋には葉を1〜2枚付けて芋吹きする」という方法を一本だけ試したのですが、今のところ成功しそうです。
親木は3ヶ月くらい生苔の中で療養し、根が4本くらい出ました。
秋に芋底がどうなっているか楽しみです。

2010/07/19

7月19日 薩摩富士

『薩摩富士(さつまふじ)』


昭和7〜8年頃、鹿児島県の吹越一太郎氏が『高隈』から作出した実生ということになっている。
昭和28年に命名者である米山慶助氏が『桜島山(曙)』と別種であることに気づき、その後増殖され、昭和39年に追認登録された。

葉長は40〜50cmになり、葉肉が若干薄く紺性が淡い。
本種の特徴は、他の曙系の品種は黄味を帯びた曙斑であるのに対し、曙斑が白く出やすいことである。
新芽の時には黄色く輝き、秋になると真っ白に抜け、一見して本種だと分かる程きれいである。

外気21−33℃
温室21−34℃
鉢内22−32℃
16時半頃灌水。
実生を5本程鉢上げしました。3本は持ち上がって抜けそうになっていたものの中で羅紗っぽいもの、他2本は私なりにこれは良いんじゃないか!?というものを♪
(白い粒はマグアンプなどではなく、スリップス予防の為のオルトラン粒剤です)

どちらも♂木は「BOE」

先週、曙系をまとめて外に出しました。
採光を強くして一週間でそれなりに冴えてきた物もあります。
昨年よりも曙斑が好調なので嬉しいです。
最も、今日のタイトルでもある曙斑が出やすい『薩摩富士』が多いのでそう感じるだけかもしれませんが。
私の当面の目標は『黎明』の曙斑ををきれいに出すことです。

2010/07/16

7月16日 五大州

『五大州(ごだいしゅう)』

文久元年に江戸の速水某氏が『高千穂』を実親として作出したもの。(現在の『高千穂』とは別のもの4月11日参照
文久3年、浅草で行われた展覧会に根岸の肴屋二代目、篠吉五郎氏が出品して大きな人気を博したという。
慶応元年の銘鑑にはすでに登載されている。
昭和40年、追認という形で協会に登録。

葉長50cmに達するかという雄大さで立ち葉、丸止めではないが葉先まで広く力がある。
深覆輪に鮮明な縞柄は万年青を知らない人でも分かりやすい美しさがある。
昭和の中頃に千葉県などで続々と紹介され、大葉人気を引き起こしたという。
大葉おもとの入門品種としても、自分の棚をにぎやかにするにしても、展示会でおもとの存在をアピールするにしても最適な品種と言える。

外気21−31℃
温室21−32℃
鉢内21−30℃
17時頃灌水。
今の時期は枯れた下葉を取る作業と、芋吹きの本植えが始まりました。
枯れた下葉は、手前か奥に引っ張って簡単に取れる状態でない物は、葉を縦に半分に裂くと簡単に取りやすいです。
半分に裂いても少しきつい物は、裂いた状態で数日待てば簡単に取れるようになります。
無理して取ると傷みが入ったりすることもあるので、基本的には簡単に取れる状態になるまで待ちましょう。
あまりに見苦しいようでしたら、枯れた部分をランセットで切り取ってしまえば、観賞するにも精神衛生上良いと思います。

2010/07/13

7月13日 雪中の松

『雪中の松(せっちゅうのまつ)』

古くから東北地方に存在していたとされており、昭和15年頃、水野淳治郎氏が『雪中の松』と命名した。

紺性が深く、立ち葉性。
覆輪が無く図が入るところが『残雪』に似ているが、葉肉は残雪よりも薄く、葉先が尖り、大きさは30cm程度である。
図性の良いものは他の図物の性の良いものと比べても遜色ない程に鮮明で、そういったものを葉疵なくきれいに作れば、棚でも一際輝き見応えがある品種である。

外気19−22℃
温室19−24℃
鉢内20−23℃
灌水なし。

今日お客様が面白いものを持ってきて見せてくれました。
さて、この品種は何でしょうか。

正解は
『琴治』です。
見事なまでに片繰りしています。
本芸をしているサイドは葉重ねも良く芸も充実して、整っていれば大会でも活躍出来そうなので悔やまれるところ。
昨年はしっかりと3枚の葉繰りをしているので、葉繰りが足りずにこうなっている訳ではないようです。
「来年は芋を切って親木の若返りをはかって芋吹きもとったらいかがですか」ということで園主と話がまとまったようです。

それにしても、万年青というのは左右で違う性質を持っているのではないか、ということが多々あります。
例えば、片側だけ覆輪が回っていたり気のあるものや縞が半柄だったり派手なもの、片側だけ剣葉などが出やすいものなど。
覆輪なんかでも味の良い方で芋吹きをとれば覆輪が回りやすいとか、縞柄でも片側が派手でも反対側が地味目であればそっちで子をとれば落ち着いた縞の子がとれやすいという事が実際にありますし、不思議ですね。
『天賀』のように根変わり、芋変わりで小型になったとされている品種がありますが、この琴治の伸びの悪いサイドで子をとったら小型の琴治が出来たりして♪なんてこの木を眺めながら夢みたいな事を考えていました。

2010/07/10

7月10日 阿波日月

『阿波日月(あわじつげつ)』

来歴は古くいつどこで現れたかは定かではなく、一文字から変化したもの、阿波日月が元でそこから一文字、日月星に変化していった、など様々な説があるが、名前からは徳島県産ではないかと思われる。
昭和30年代に新潟県に存在していたものを三光園主が東京に持ち帰り、大衆に知られるようになった。
昭和40年に登録され、昭和44年には大葉系に入ったが、現在では薄葉系に登録されている。

立ち葉で、雪白の深覆輪をかけ、一文字よりも葉肉が厚いので樋葉のようになる。
また、裏芸ともとれるような葉裏に筋状の脈が現れる。
葉先も一文字に比べて丸止めになり、一時は大葉系に登録されていたというくらい大きく作ると30cmを超えることもあるため、「関東の蓮香」などと呼ばれていた時期もあったようである。

阿波日月から変化したものとして有名なものは
•登録品
 『阿波の白虎』…虎斑、『阿波日月の図』…図
•未登録品
 『天朝鶴』…覆輪がさらに深くなり、葉の半分以上が覆輪になり、葉姿もコンパクトでスラッとなって格好が良い。
がある。

外気20−30℃
温室21−33℃
鉢内20−33℃
16時半頃灌水。
ナメクジ予防にナメトックス粒剤、スリップス対策でオルトラン粒剤を鉢の周りとその周辺に撒きました。

2010/07/07

7月7日 関白

『関白(かんぱく)』
昭和22年頃、愛知県幡豆町の実生家のところで生える。
それを同県の河内自徳氏が買い出し、命名者である大阪の大川朝生氏に納まる。
殖えたものを服部弘氏を通して棚割りし、昭和30年に登録された。

縞甲系ということになっているが、正確には翠光群雀系に属する矢筈虎の現れる品種である。
葉姿は立ち葉で、胴が膨らみ葉先は鋭く尖る。
剣葉、鈴虫剣、二面竜を現し、梅雨から夏場にかけて強い採光をすることで、ほとんどの葉にきれいな矢筈虎斑を現し、強い紺性とのコントラストは見事なまでにきれいである。

外気21−30℃
温室22−31℃
鉢内22−31℃
15時頃灌水。
当園の環境では今はまだ伸びている時期なのでもう少し肥料は切れません。
最近は夕方になると雨が降って気温が下がってくれるので、夜は過ごしやすく人間も助かっています。

7月26日のblogで書いた実生は背骨は取れませんが、縞柄が鮮明になってきました。
小型で地合いは羅紗なので、しばらくは楽しめそうです。
苗床をビニールハウスから温室に移しました。
まだ伸びてきていないものに淡い期待を寄せています。

2010/07/06

支部旅行2

二日目は三河の業者「豊明園」「宝生園」さんのお棚を見学してきました。
豊明園
外棚でしっかりと日を採って充実した作が印象的でした。
良い物も沢山揃っており、しっかりと眺めていたら前回に続いて今回も第2温室を見れずに時間切れ(T_T)
最後に貴重な『愛晃殿』まで見せていただきました。
かつて愛玉殿、愛晃殿、愛国殿の三品種で三愛運動というものが行われ、その中で特に数が残らずに少なくなっていったのが『愛晃殿』です。
恐らく性質はそんなに丈夫ではないのでしょう。細葉の二面系。
またこれから殖えていってくれることを願います。

宝生園
全て温室内でしっかりと管理されていました。
苔替えもしてあってお客様を迎える時の心構えを勉強しました。
前回も紹介した通り大体系統ごとに整然と並べられているので欲しいものを探すのにも迷わないので学ぶべきだなと思いました。

どちらのお棚でも曙斑がしっかりと出ているのが印象的でした。
当園は曙斑が苦手でうちの環境でもしっかりと出させる管理法を模索中なのですが、やはり温度と湿度によるところが大きいのでしょう。

帰る前に観光で八丁味噌の「角久」と徳川家と縁の深い「大樹寺」に行ってきました。
角久は昔朝ドラでやっていた「純情きらり」のロケ地でもあり、蔵の中は発酵した良い香りが充満していました。みんなで味噌ソフトクリームを食べて大樹寺へ。

大樹寺は浄土宗、徳川家の菩提寺で歴代の将軍(15代将軍、慶喜以外)の位牌が安置されているお寺です。
位牌は全て将軍が臨終した時の身長と同じ大きさだと言います。
写真で総門越しに岡崎城が見えるように、大樹寺は岡崎城を常に見守る寺だと言う意味で、門と城の間に高い建物を建てないようにしているらしいです。
実は法や条例では規制されていないらしい、つまり岡崎の人達が眺望を遮らないように配慮をしているということですね。

「厭離穢土欣求浄土(え(お)んりえどごんぐじょうど)」
この戦国の世は、皆が欲望の為に戦い、国土が穢(けが)れている。
その穢れた土を厭(いと)い離れ、平和な浄土をねがい求めるなら、仏の加護を得て事を成す事ができるであろう
13代住職のこの言葉により、桶狭間の戦いから逃げ帰った家康(松平元康)は自害をとどまったという話です。

以上、支部旅行のリポートでした。

2010/07/05

支部旅行1

長野県支部の旅行で三河に行ってきました。
初日は岐阜県の名作者、鷹見様と、安城市の野村様のお棚を見学させていただいたのでその様子を紹介します。

鷹見様
お宅は標高が高いところにあり、気温が上がりすぎない万年青作りには最適の環境でした。
有名な話ですが、鷹見様は折衷植えで苔を多く使った独特の高植えで植えられています。
水やりについて伺うと「水が多めが良い、少なめが良い、と言われるものは砂利で、つまり植え方でコントロールしている。かける水の量は全部一緒。」だと教えて頂きました。

お棚の風景
『天光冠』群

『楼蘭』
地合いの極致を見たような感覚でした。
ほ、欲しい…でも、楼蘭は青でも結構高いんですよね。
『玄峻』

どれも真似出来ない程の芸術品でしたが、特にこの玄峻に圧倒されました。
普通、いや普通以上の玄峻を何本か積み重ねた感じです笑。
鷹見様の作る万年青、これだけ葉持ちが良いのは葉が落ちる数よりも繰ってくる数のほうが何枚も多いからこうなるのかな、葉持ちが良いというより葉繰りが凄いという表現のほうが当てはまるのかな、と個人的にそう思いました。

野村様
お宅は万年青の本場、三河にあります。
まだ万年青を始められてから5年未満と日は浅いですが、棚に並んだ万年青のランクは銘鑑の上に位置するような超一流品ばかり。見応えも充分でした。
夏場の管理などが難しい三河方面ですが、業者の的確な指導のもと工夫の凝らされた管理法をされていました。
日もしっかりと採っておられるようで、写真の『鸞山』や作の難しいとされる『富貴錦』なんかも幅の引いた良い新葉を見せており、支部の皆さんもかなり驚かれた様子でした。
物と作、両方揃っての名作者ですから、野村様は充分その域に達することのできる要素の揃ったレベルなのではないでしょうか。
これからの更なるご活躍を期待致します。

2010/07/01

7月1日 根岸の松

『根岸の松(ねぎしのまつ)』
安政4年、旗本の関口氏のところで生えたとされている。
それを東京の根岸の有名なおもと商人、篠常五郎氏が譲り受けて培養。同氏が自分の住んでいた根岸に因んで『根岸の松』と命名した。

葉姿は横に大きく開き葉先が垂れる。
根岸斑と呼ばれる白の打ち込み斑に深い紺覆輪をかける。覆輪が深いものほど根岸斑も鮮明になり一層美しくなる。
無芸だが、その斑の美しさと落ち着いた葉姿が今でも人気を呼んでいる。
葉やけを起こしやすいので採光は弱めの方が紺性も濃くなるので良い。スリップス疵もつきやすく、こまめな消毒が必要となる。

現在、「千代田斑」と呼ばれる斑は以前は「根岸斑」と呼ばれていた。この根岸の松を実親にすることによって、現在千代田系と呼ばれる品種を生んだ松谷千代田は生まれてきたのではないかという説もある。

外気21−33℃
温室21−33℃
鉢内21−34℃
16時頃灌水。夕方から雷雨で一気に10℃近く気温が下がってくれました。
雷の日の雨には窒素酸化物が含まれているので、万年青も雷の日の雨に当ててやると葉の色が良くなるそうです。