7月1日 根岸の松

『根岸の松(ねぎしのまつ)』
安政4年、旗本の関口氏のところで生えたとされている。
それを東京の根岸の有名なおもと商人、篠常五郎氏が譲り受けて培養。同氏が自分の住んでいた根岸に因んで『根岸の松』と命名した。

葉姿は横に大きく開き葉先が垂れる。
根岸斑と呼ばれる白の打ち込み斑に深い紺覆輪をかける。覆輪が深いものほど根岸斑も鮮明になり一層美しくなる。
無芸だが、その斑の美しさと落ち着いた葉姿が今でも人気を呼んでいる。
葉やけを起こしやすいので採光は弱めの方が紺性も濃くなるので良い。スリップス疵もつきやすく、こまめな消毒が必要となる。

現在、「千代田斑」と呼ばれる斑は以前は「根岸斑」と呼ばれていた。この根岸の松を実親にすることによって、現在千代田系と呼ばれる品種を生んだ松谷千代田は生まれてきたのではないかという説もある。

外気21−33℃
温室21−33℃
鉢内21−34℃
16時頃灌水。夕方から雷雨で一気に10℃近く気温が下がってくれました。
雷の日の雨には窒素酸化物が含まれているので、万年青も雷の日の雨に当ててやると葉の色が良くなるそうです。

コメント