7月29日 宝生殿

『宝生殿(ほうせいでん)』
愛知県の大岡某氏が昭和3年に作出した『大宝』の実生である。
恒川保太郎氏が求め繁殖、昭和8年に盛大な披露宴が催され、全国の有力な棚に棚割りされた。

剣葉、鈴虫剣、若いうちは平葉に近いが、熨斗からの雅糸竜を見せる容姿端麗の小型種である。
紺性は深く、地合いは光沢があり、きめの細かい地合いをしている。
性質は丈夫なほうだが、少しふわっと作らないと針の山になりやすく、ふわっと作りすぎると芸が甘くなり、美術木と呼べるような良い木は中々出来にくい。

外気22−28℃
温室23−30℃
鉢内23−28℃
16時頃灌水。

『富士の雪』

特に性が良いものではないのですが、折衷植えにして4月から毎日午前11時過ぎまで採光し、それに応じて多めの施肥をしたところ大柄で良い虎斑が出ました。成長期に風に当てないように気をつけたので、ここまで葉疵も少なくきました。
驚いたことにまだ一枚も葉が落ちていません。
もう一作同じような作が出来れば大会に出せそうです。

『駿河富士』

地植えにしてあったものをプランターで寄せ植えして一作したら良い新芽を見せてくれました。成長期は終日50%〜60%遮光くらいで直射日光は採っていません。
湿度を保つようにして、風に当てないように気を付けました。6月後半からはしっかりと風を通しています。

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