1月24日 玄峻

『玄峻(げんしゅん)』

作出は昭和45年頃、愛知県の杉山真一郎氏。
命名者は長野県の桂本静覚氏、登録は同氏と現 田哲園主による。
『玄峻』誕生のいきさつについてはこちらを参照。

3.5号鉢でちょうど良い程の中型種で、葉姿は乱れることなく腰折れ良く左右に直線的に開く。
紺性は強く、葉幅は広く、葉肉もすこぶる厚い。
『玄峻』の特徴は熨斗葉、雅糸竜ともに彫りが深く、輪郭がはっきりとしているところで、緑と覆輪とのコントラストをしっかりと楽しませてくれる。
葉一枚の芸は荒々しく力強いのだが、その全体の整然とした姿は見ていると妙に心を落ち着かせてくれる。
『玄峻(縞)』

縞もののほうが落ち着いている。
玄峻は覆輪が回ったことでさらに芸質が厳しくなったタイプのようです。

コメント

  1. 『玄峻の思い出』は、父が健在だった頃に父に見せたことがあります。4年以上前のことだと思います。その時、父は珍しく悔しがってました。『あの時・・・』とかなんとか言っていたので、何か関わりかけていたのではと思うのですが、今では知るよしもありません。それが私の『玄峻の思い出』で、いつか綺麗に作って『ほれ』と見せてやりたいと思ってます。

    先日掲載していた賜宝の松は、割り子の状態なので暴れていますが、きちっと作ってみたらどんな姿になるでしょうか。斑も鮮明で楽しみが増えましたね。また報告してください。

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  2. 万葉さん
    そうだったのですか。
    もしかしたら父と祖父が買い出しに行く少し前に杉山さんの苗床を見に行かれていたのかもしれませんね。
    『賜宝の松』は萬遊会に売品で割子を1本持って行きますので、価格や見た目等で気に入ったら是非作ってみてください。

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