2月7日 円空

『円空(えんくう)』
昭和40年に東京都の仲田治平氏が実親「大判」より作出したもの。
その後、神奈川県の芦田潔氏が命名し、平成9年に同氏により登録された。

葉姿は舞子型でずんぐりとした広葉、葉先は丸止め。
深い熨斗葉に総雅糸竜を現し、熨斗雅糸という感じではないのだが、中程が抜ける。
一つ目の写真は至芸品で中々ここまでの雅糸竜は出ないが、これだけのポテンシャルを秘めた品種であることは間違いがない。
芸をしてくると葉繰りが悪くなったり根おろしも悪くなりがちなので、美術木に挑戦するとなると、ある程度力のある苗から始め、右の写真の木のように腰を太らせ勢いをつけて初木のまま作り上げることがポイントかもしれない。

外気△4−6℃
温室4−18℃
鉢内4−16℃(2月8日 天窓を開けるのが少し遅れました)
昨日灌水。乾かしすぎると大葉の下葉が垂れるので2〜3日に一度、日中に葉水を振るようにしたら戻って垂れなくなりました。表面だけ濡れる程度に振るのがポイント。

仕込んだ肥料は順調に発酵しています。今日は60℃まで温度が上がりました。
ある趣味者の方から「切り返しは頻繁にやったほうがダマになりにくくてムラが出にくいよ」とアドバイスをいただいたので、実験的にすでに何回か切り返しています。
第二弾も仕込んだので、発酵が終わるまでビニールハウス内は結構な香りになりそうです。

コメント

  1. 父が健在だった頃、同じく結構な香りの肥料を作っており、周囲にまで香りを放っていたそうです。そんな時、近所の一人暮らしのおじいさんが死後数日経ってから発見されました。近所の人たちが集まって話をしている話題は『やっぱり数日経ってるから臭うね』と。そこにいた母は『我が家の肥料の臭いです』とは言えずに顔を下に向けて無言を貫いたそうです。。
    今年も我が家では肥料は作れそうにないです(涙)

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  2. 万葉さん
    これは…笑うにも笑えないちょっと恐いというか悲しいというか…絶妙な話ですね(^^;)
    田舎のスペースのあるところでないと臭いのきついものは中々作れませんよね。
    うちの自家製肥料、ひそかに販売できるレベルと量までもっていこうと企んでいます。

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  3. 私が母に『肥料を作ってみようかと思う』と言ったときにこの話を持ち出してきたので、これは暗に『やめてね~』と訴えていたのかもしれません。肥料、量産が成功したら試しに使わせてください。

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  4. 万葉さん
    なるほど!応えられるように挑戦してみます。

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