3月28日 天童

『天童(てんどう)』
昭和40年頃、三河の森嶋豊市氏が作出し、小田井律樹氏が当才の時に求めて培養。
初子が平野氏を通じて牧野博氏に納まり、同氏が命名、昭和61年に登録。

当才の時は『力和』と同じように愛嬌の良い丸葉。
強い紺性に粗れた地合いをしており、覆輪は白覆輪。広葉なので若木のうちは覆輪に地合いを消されることは無く、十分に楽しむことが出来る。
葉芸を現してくると熨斗葉、盛り上がって潰したような雅糸竜に本剣や鈴虫剣など多芸で、作る楽しみが多い。
写真の今泉先生の力作がポケットブックにも載るほど有名で、総合美で言ったら今までの最高作品だろう。

今年の萬遊会に出品されていた『天童』が私の中では印象に強く残っています。

『天童』の地合いと葉芸、愛嬌の良さが存分に引き出されています。

外気△4−11℃
温室5−21℃
鉢内3−16℃(プラ鉢)
ビニールハウスは灌水。温室は乾いたところだけ振り水をし、明日灌水の予定。

コメント