2011/06/29

6月29日 初夏の通信簿

ECメーターを使って肥料濃度の比較をしています。
初日に撹拌したので撹拌してからの数値です。
水道水300ccに対し、肥料15g
   自家製 おまかせ マグアンプK バイオゴールド
1日目 0.7   0.9    1.5     2.6
2日目 1.8   3.1    3.2     4.1
3日目 3.0   3.5    3.9     11.1
4日目 4.4   4.1    4.5     12.7
5日目 5.1   4.2    4.3     12.9 (mS)
「古典植物の肥料(液肥)」は1000倍で初日から5日経っても0.5 mSで一定でした。
また10、15、20日後くらいの数値を計測して載せます。

下葉の枯れ
この時期は新根が降りた影響や、暑さの影響で下葉が落ちます。
引っぱってすんなり取れない場合はこのように半分に裂きます。
これでもすんなり取れない場合はとれるようになるまでこのままにしておきます。無理に取るとそこから病気や傷みが入ることも稀にあります。

『白牡丹』
今の時期は『白牡丹』や『駿河富士』の新芽が楽しませてくれます。
祖父の時代には当園には『白牡丹』が3000鉢もあったそうですが、さぞや絶景だったことでしょう。

赤星病
赤星病は一つ目の写真のようにじわじわと黄色くなり、二つ目の写真のように黒くなってきます。黒くなるとカビ菌を飛ばして他の万年青にも移るので、発見したら即その部分を切り離してしまいましょう。
今は水銀剤などが使えず、特効薬がないので定期的な予防を。予防としては「トリフミン」などが有効です。

『峻嶺』

私が入園したときから作っている木です。芸はまだですがやっと腰が太ってきました。
『松籟』

傷み切上一本根から立ち直った木です。
私の中で『松籟』は羅紗おもとの理想の一つです。
葉姿が乱れない、地合いは粗れ地、覆輪は雪白で紺とのコントラストが良い、芸は熨斗主体で雅糸も上品、と非の打ち所がありません。写真の木は今年でかなり見れる姿になりそうです。

昨年までは犬を敷地内に放す為、夏場も東側の窓は夜間も閉めていましたが、今年からは窓を開放する為に窓の外にネットを張りました。
通気が心配でしたが、問題なく風が通ります。
これで今年からは名作者でしょう笑。

2011/06/24

6月24日 芋吹き、苔替え

箱出しがまだのものもありますが、芋吹きの本植えが始まりました。

灌水は今のところ数も少ないので、このように浸けて遣っています。
本葉が完全に開いてきたら数も増えるので頭からかけます。

合間を縫って苔替えをしています。

鉢にこびり付いた肥料をきれいにとって、首周りは新根を傷つけたくないので、相当に汚れているものは柔らかい筆で軽く洗います。

「悠久実生」

上砂替えをしたところ…げっ……!!子が上がりそう…。
まだ3才だというのに。あまり喜ばしくありませんね。

昨年の6月25日のブログに載せた西沢口の特別性残雪はその後、図の部分が葉焼けを起こして見るも無惨な姿になってしまいました。
湿度を保って焼けないような作を研究中です。

『瑞泉』
かなり葉幅もひいて腰も太った作が出来ています。
非売品とありますが、実は昨年から化学肥料の実験中の木です。非売品で肥培品な訳です。
昨年はエードプロというN、P、Kの比率は12:12:12の肥料で一作してとりあえずは芋根は完品。
エードプロは数粒もらっただけでこの他に『瑞泉』『力和』『玉輝冠』の3鉢に一回使って終わってしまったので、今年は粒状のマグアンプを植え込みの下の方に数粒入れて普通の置き肥も施しています。
これで至芸まで作ってみたら芋吹きをとってみて、その後の親子の経過もみたいと思っています。
「化学肥料は危ない」という話は良く聞きますが、どう危ないのかやってみないと分からない、という好奇心からやっているだけなので悪しからず。

2011/06/18

6月18日 久々の更新

交配などで忙しく、blogの更新をしない日が続いたら、ネタを見つけるのまで大変になってしまいました。やはりこういうものは続けていないとだめですね。

また当園の棚からのお知らせです。

「悠久実生」

二枚目の縁の厚みも中々ですよ。
覆輪気もはっきりと爪の近くにきていて、この葉が伸びた姿が楽しみです。紺性はこの写真よりはもう少し濃いです。

『蘇宝』

のデモ。大宝×加茂錦(だったような)ですが、実はやや照り地でくるということが分かりました。葉肉の乗った葉はいかにも大宝系らしい感じです。

札落ち

昨年の11月13日に札落ちで皆さんに見てもらいたいと載せた木は、こんな葉を繰り出してきました。あれ以来「『八紘錦』でしょ。」という意見が二回程あったのですが、こんな熨斗葉を続けて繰るのでしょうか??平葉の雅糸も、もうちょっと盛り上がってきてもいいと思うのですが…。
まだ答えは出ません。
『八紘錦』なら芋吹きを見れば分かると思うので来年は芋切りかな。

『音羽錦』
二面系の中では覆輪が良いほうですが、こんな深覆輪の雅糸のような葉も見せてくれるんですね。

実親

これは萬友の万葉さんから頂いた千代田系の実親(獅子)です。
穂を伸ばしきれなかったのが悔しいですが、一応実を付けましたよー♪

2011/06/07

6月7日 外棚、薪割りなど

外棚の準備が出来ました。

例年通り芋吹きを置くところの上はダイオネットを二枚重ねにして、後は大体60%遮光を一枚張り。毎年こんなことをやるのは効率悪いなと思っていた時期もありましたが、最近は一年に1〜2日くらいだしなんてことは無いなと思ってきました。
棚は木を使っているので、古くなり腐った板などは取り替えました。

ここで芋吹き、ビニールハウスに置いてあるポット鉢の羅紗、獅子系一部、特上(予定)水苔などを管理し夏越します。

こんな面白いものが出てきました。
『四海波の図』
の縞覆輪。昔は結構あったそうですが、今では当園でもこの1鉢だけ。

もっと良い図になってくれれば、と楽しみです。

園の入り口の「迎える(カエル)」のところに万年青を植えました。

品種は『霧島』の虎。
傷みが深かったのでこの状態で治癒ときれいな柄に期待です。

以前に紹介したことのある「山比古(大象観の中透け)」
今年4枚くらい繰ってくれればお披露目できそうです。
温室で羅紗と同じくらいの日照時間ですが葉焼けをおこしません。元は大象観なので葉肉もあり紺覆輪もしっかりと決まっているからでしょうか。

苔ボトル

時間のある時に作ってみました。

芋吹き

箱出しはこの写真の後5本ほど出したので今のところ15本です。

『鯱』
当園の先代も登録に関わっている『鯱』の青です。
米谷さんのHPを見ていたら偶然見つけて即買いしました。
この品種は地が増してくると『聖雲殿』ばりの紺性と粗れた地合いが楽しめます。

薪割り
こちらも一年に1度の大仕事。人間の冬越しの為に頑張りました。

外気15−27℃
温室16−32℃
鉢内16−32℃(晴れ)
17時頃に灌水。
最近は日中の気温と直射が強くなってきたので午前中の振り水はしていません。
窓は天窓3カ所は夜も開放。日中は東側と南側の周りの窓も開放しています。
まだ新根は伸びかけなので、もう少し湿度が欲しいのですが、温度が上がりすぎてしまうので仕方ありません。

置き肥は今シーズンは3回。水肥は結局ほとんどやっていません(笑)。
ビニールハウスのほうはタキイの「古典肥料」という前から使っている液肥をタンクに混ぜて2000倍にして灌水と一緒にやっています。

2011/06/01

6月1日 分蜂 他

数日前、当園の前にあるお寺で蜂の「分蜂(ぶんぽう)」が起こっていました。
新しい女王蜂が誕生して分家に出るところらしいです。
初めて見ました。
画質が悪くて良く分かりませんね…
その内きれいに上げられるように勉強しておきます。

交配は14本完了し、交配している途中のものが10本くらい。
今年は「英宝」3本に花がきていたので使う予定だったのですが、全て未だに花が伸びてこない為、予定が狂ってしまいましたが、他にも使ってみたい♂木がいくつかあったので色々と試しています。

『武陵』

良い葉が覗いています。

『旭峰』

『旭峰』といえば上田市の宮崎さん。
私が入園した当初、お棚に伺ってその木を見た時に衝撃を受けました。
それ以来、当園の傷みの木を譲ってもらい勝手に挑んでいます。完治はしたものの、宮崎さんの木のようなボリュームが出ませんでした。
しかし、今年の稚葉の出方が今までと違っていて、2年前に見たそれに近いような気がします。
秋が楽しみです。

冬囲いしていた発泡スチロールを全て取り外しました。
後は寒冷紗を引いて外棚の環境を作ったら棚上にあげます。