長野大会2011 pt.3 参考品

売品席風景
ご来場ありがとうございました。

参考品席
「菱峻」
幻の羅紗実生となっているようです。

「萬楽」
芸と覆輪の良さが際立っていました。

「月仙」
東信の若い方の出品で爪楊枝の先のような苗から作をかけた木です。良く出来ています。

「三渓」「羅紗実生」
「三渓」のほうは熨斗の分厚さと全体的な品の良さに魅力を感じます。

「天雅」「天意」
「天意」は西島実生と呼ばれているものです。玉竜、跳ね竜が出るので葉芸の点では『太楽』を凌ぐかと見ています。

「梓」
百瀬一号と呼ばれているもので、作出者本人の出品。出品を前に松本の「梓川」に因んで命名しました。
スタンダードな羅紗ですがシルエットがきれいで地合いも紺性は淡いですが艶消しで葉芸にも無駄が無いです。

「慧海」
元は松井さんの作出らしい。二面系のような木だと思っていましたが、全然違いますね。こうなると切らずに作り込んだ姿を一度見てみたいです。

「文殊」
地元の森さんが愛培している実生で本人の名を一字とって仮名を付けました。地の固い木なので覆輪が糊を引いたのはプラスでしょう。棚が変われば相当の水準に達すると見ています。

「豪雲」
止め葉が熨斗で終わったのが残念ですが、品格ある葉姿にまとまりました。全ての葉に違う芸を見せているのでそれぞれ見るところはあります。

「松柏」
笠原さん所有の千代田羅紗。恐らくいわきの熊谷さんの実生だと思います。下葉に甲竜も乗せているのでまだ進展はあると思います。

「不二丸」
上越の高橋さんの羅紗獅子。彫りの深い絹雅糸竜で覆輪が回っても地合いを見れるタイプの羅紗獅子になると見ています。

「山比古」
こうやって見るときれいです。思ったよりも反響があり「千代田城よりいいぜ」なんていう声もあったので嬉しいです。

コメント

  1. 大会お疲れ様でした。瑞泉は残念な結果でしたが山比古は良い結果になって、私もこの木は綺麗でインパクトもあって良いと思いますよ。出世するといいですね。
    しかし延寿も海吉も素晴らしいです。機会があったら作の秘訣を聞いてみたいです。

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  2. 万葉さん
    ありがとうございます。
    山比古は殖え木が縞になってしまうこともあり、売り物が少ないのが難点です。
    来年は長野名品展に出かけてみてください。

    関帝の芋吹きが同業者の売店にあってのですが、他の業者に先に買われてしまいました。

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