砺波おもと展示会

10月22,23日は富山県の福光農協中央会館の4F、文化教室 瑞穂にて砺波地区のおもと展示会が行われます。
当園も出店する予定ですので、お近くの方はお出かけ下さい。
心よりお待ち申し上げます。



ところで、先日、登録審査会が行われ、今年も15点もの品種が登録されました。
特に大葉が3点も登録されたということが、今の大衆の人気の移り変わりを映し出しているように思えます。
話は羅紗の登録品なのですが、『萬楽』『羅松』『真厳』などと共に『祇王』という品種が登録されましたね。
私は特に所縁がある品種ではないのですが、ただ単純に「好き」という理由で一言コメントを残したいと思います。
昭和の後半に岡山の方で「車E14」から生えたもので、超小型種。
一番の強みは登録品で他に似たものがない、というところだと私は思っている。それこそが新登録の神髄なのでは。
芸としては熨斗に命をかけているというか、きれいに折り畳まれた熨斗葉が主体で記念帖の安達さんの木を見るとまさに熨斗雅糸といった感じでそのきれいな熨斗の上から雅糸竜を現している。恐らくそれが至芸なのだろう。
今のところマニアックな木という評価をする人が多いようだ。確かにマニアックには違いないが、これに深覆輪がかかった美術木が飾られたらその評価をしている人たちは度肝を抜かれると思う。
私は「普通の作りをした時の『楼蘭』のような葉芸だろう」と考えていたが、近藤さんとお話をしていたら「『皇帝』みたいになるんじゃないかな」と言われ、私の中でもドンピシャだった。
いずれにしても覆輪の見本木を見るのが待ち遠しい。

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