東京支部おもと展 pt.1

東京支部展はさすがに出品態度も含めてレベルが高く、内容の濃い展示会でした。

金屏風は以下の12点
(公社)おもと協会会長賞:佐藤氏『延寿』
至芸品。あと一作で下の若い葉が落ちればさらに洗練された美術木になりそうです。

東京都知事賞:進士氏『旭峰』
下の葉よりも葉芸が若返った感がありますが、作落ちの感は無く、きれいに仕上がった美術木です。

東京都議会議長賞:大平氏『地球宝』
さすがは大平さん、地球宝の大家だけあって圧巻の図性と作です。
地球宝の部門は他にも良いものばかり飾られていました。

(社)園芸文化協会賞:溪氏『富国殿』
富国殿の良さを改めて実感させられる、素晴らしい至芸品です。

NHK出版賞:横山氏『力和』
本種の芸が現れ、葉持ち良くどっしりとした作品です。

主婦の友社賞:杉山氏『玉松』
やや大振りでしたが葉重ね良く葉姿の整った美術木です。

新企画出版局賞:渡辺氏『銀河』
やはり、万年青の展示会にはこのような大葉の美術木が欠かせませんね。

日本おもと業者組合賞:三田氏『光陽』
光陽といえば島津さんの木が有名ですが、これも中々迫力のある名作品です。

関東おもと研究会会長賞:中村氏『力和・縞』
本種らしく丸々として愛嬌満点で、柄もパッと見てきれい。

東京支部長賞:倉持氏『愛玉殿』
腰が太く、葉重ね良く葉姿が整った美術木です。

三光園賞:杉山氏『鶴の舞』
縞柄がきれいで、ボリュームのある美術木です。

長野三光園賞:大平氏『聖雲殿』
しっかりと締まって出来、地合いと独特の紺性をしっかりと引き出した名作品だと思います。

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