2011/12/30

12月30日 年納め

今年も一年間 blog「日々是万年青」をご覧いただきまして、ありがとうございました。
3月11日の大震災以降、何だか落ち着かない日々が続いており、個人的には年末に風邪をこじらせてしまい気分の晴れない年末になってしまいましたが、心持ちを新たに、良い正月を迎えたいと思います。

それでは皆様、良いお年をお迎え下さい。
また来年もよろしくお願い致します。

2011/12/15

12月15日 大型獅子「大舞山」

今日百瀬さんが来園されて、棚下の実親を一本ずつ見ていた所、この木に目を留めて「これで色んな獅子作ればいいじゃん」という話で盛り上がりました。
当園に前からあった獅子で「町縞CH獅子」とラベルに書かれていた木です。
二年続けて花芽が上がっていたので大葉の柄物や千代田系等に♂木として交配していたのですが、改めて見ると覆輪気があり、これは覆輪が回れば観賞価値があるんじゃないか、ということで、淡い期待を込めて錦鉢に植え込んでみました。
この木の特徴は何といっても大型なところ、鉢は5.0号でこのバランス、葉幅は4.5〜5.5cmあります。
大型獅子ということで「獅子の山」がいいか、「山の舞」がいいか、などと悩みましたがとりあえず仮称「大舞山(おおぶさん)」と名付けました。現在3本もの。

もう少し柄が鮮明なら飾りたいのですが、これだけ現場が青いと誰も見てくれないかもしれませんね…。

子にもはっきりと覆輪気が。

2011/12/11

第66回 日本おもと名品展 pt.6

これで全国大会の記事は最後になります。
参考品席から

「文楽」「悟空」

「悟空」は覆輪が回って大分イメージが変わりました。

「晟稜」
本種らしい荒々しい雅糸竜ではないですが至芸品で広葉の鈴虫剣が特徴を現しています。

「大富貴」

大葉羅紗の「大富貴」とは別物です。
モノが良いですね。特に今年の葉は良い芸が出ています。

「正宗」「都の城変わり」
「正宗」は天朝鶴の大葉版のような感じで非常に特徴があります。

「山比古」

単純にきれいなので色んな方に注目していただけたようでした。

『文晁』『蘭奢待』
「蘭奢待」らしい三角葉が出て魅力たっぷりでした。

『仔丸』『日月星』
「仔丸」は分かりやすくて良いです。これは息の長い品種になると思います。

『荒法師』
本種の覆輪はあるある、とは聞いていましたが初めて目の当たりにしました。
「荒法師=黒光り」というイメージですが、覆輪が回ると地合いは艶消しになるのでしょうか。当才から至芸までの変化を見てみたいですね。

「晋作」「侘助」
「侘助」作出者の田居さんも良く出来た木が飾られて喜んでいたと思います。作者は船附さん。

「錦」

今年の葉を見ると「羅王」「力宝」に似た一面もありますね。型の大きさもあって良い木だと思います。

2011/12/10

12月10日 皆既月食

長野県長野市は雲がほとんどない好条件で皆既月食を観測することができました。
10時頃に見た時は月の端に雲がかかっているだけのような感じでしたが段々と月が赤くなり、11時5〜10分くらいから完全に皆既月食となりました。





これだけ鮮明に一部始終を見るのは初めてです。
それにしても外は寒い。
夜間気温は氷点下2℃から下に下がるので温室のストーブは今日から稼働しています。

2011/12/05

第66回 日本おもと名品展 pt.5

参考品奨励賞5点
「天拝」吉田氏
鹿島×英宝の交配らしいです。葉幅があって葉芸も良いので覆輪が回って面白そうです。
「小次郎」川崎氏
下の葉を見ると玉竜も乗せてもの凄い葉芸です。
「青蓮」中野氏
肉厚でずんぐり型の千代田羅紗。
「高砂の舞」西永氏
砂子の縞甲獅子。砂子斑が深く、低い雅糸竜が斑を引き立ててきれいです。
「大峯」佐々木氏

大野大宝×車C。地合いが良く、未完の大器といった雰囲気です。

「玄粋」

枡席に松本さんが展示されていた1本ものです。
『盧山』と『寿冠』を足したようなイメージでしょうか。型の大きさも良く、大銘品の風格を感じます。

新登録品種
『祇王』
良い葉芸が現れています。
『清艦』
縞の木と覆輪の木。この品種は類似品が無いので良いと思います。
『天目山』

これも立ち葉で品の良い覆輪、葉芸と特徴があって良い木です。
誰にでも作りやすいようならば名品になりそう。

2011/12/02

日本盆栽作風展 案内

全国大会の記事は一旦お休みでまた近々続きを載せます。

明日から12月3〜6日(土〜火)は東京の上野グリーンクラブにて日本盆栽作風展が開催され、その片隅におもと界からも春光園、中村園、宝生園、田哲園の4業者が出店します。

最寄り駅はJR上野駅、東京メトロ千代田線の根津駅。


おもとに興味がある方がお近くにいらっしゃいましたら、誘い合わせの上、遊びにいらして下さい。心よりお待ちしております。

2011/12/01

第66回 日本おもと名品展 pt.4

売店席風景
大勢の方にご来場いただきまして、誠にありがとうございました。

懸賞品のほうから何点かピックアップ。
『長春閣』『玄峻』
ここら辺の品種に特志賞が付けば面白そうです。
『玄峻』は葉芸が遅いので後一作かければ本芸が見られそうな作品です。

『武丸』『美恵錦』
『武丸』の完全覆輪が何本か出品されていました。デモは地合いの良い木ですが、覆輪が決まるとちょっと寂しい感じがしました。「峻山」のように地合いが前面に出てくれればもっと魅力的ですが。葉芸が乗れば変わってくるのでしょうか。
『美恵錦』は広葉でバランスのとれた美作品です。

『天賀』
『天賀』のポテンシャルはここまで高かったのか、と感動しました。止め、というか最後に出かかっている葉にワクワクしてしまいます。

『碩山』『臥牛獅子』
『碩山』を腰太くここまで整えた作は今までなかったと思います。嬉しいですね。

『吉光の松』『山雅の松』
この2種は千代田系ではやはりトップの品種です。

『錦麒麟』『富士桜』
『錦麒麟』は縞柄の勝利ですね。

『達磨』『駿河富士の図』
『駿河富士の図』これだけ図性の良いものならばもっと多くの人に作ってもらいたいですね。

『駿河富士』『白生玲』
『白生玲』が全国大会で特別最優等ということにまず驚き、これだけ丁寧に作り上げる作者がいることにまた驚きました。きれいです。

『武蔵』
これは金屏風に上がっていても納得だった名作品。
もの凄い葉芸です。言葉では表現できませんね。とにかく凄い。葉の中央に全ての葉芸が凝縮されたような感じです。