2月14日 松の誉

『松の誉(まつのほまれ)』
昭和19年、三重県の蔦木清太郎氏が「千代田の松」より生やしたと言われている。
和歌山県の大野信哉氏によって命名、昭和29年に登録された。

和羅紗地をした千代田系品種である。
葉芸はないが、葉幅が広く葉姿が整う。いわゆる『大勲』タイプであるが、本種の方が歴史が長い。
最近では斑の良質なものも出てきており、そういったものは高い人気を誇っている。


久々にネタになりそうな珍品を紹介します。
まずは「羅紗残雪」
以前に萬風展に「名残り雪」として出品したものは、まあ「折熨斗の図」だろうな、ということになっていますが、これはそれとは別物で正真正銘の「羅紗残雪」です。
「名残り雪」とは→'10.3.10

地が厚く裏芸も見せています。図性が良いので今後が楽しみです。

次はこんなもの。

ビニールハウスに隠れていた「千代田縞甲獅子」実生ですが、斑が端に寄って千代田覆輪になっています。
しっかりと姿が整えば面白いと思うのですが、どうなるでしょうか。
甲竜にも斑が乗れば華やかになると思います。

今週末、2月18日(土)は東京、両国のホテルベルグランデにて当園の展示即売会があります。大勢のお客様のご来場、心よりお待ちしております。

コメント

  1. まだまだ面白い木が潜んでいますね。
    我が家も出尽くしたかな~と思っていても、違う目線で
    見たり、他の人が見て『これはいけるのでは?』とか。
    奥の深い世界です。

    休眠させているつもりですが、最近なんとなく芯が少し
    伸びてきているように感じます。そちらの状況はどうで
    すか?

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    1. 万葉さん
      自分で毎日棚を見ていても、その時の気分や好みで目につくものが変わりますよね。
      まあ、私がブログに載せる木は大体の人が「そんなもの!」というような木ばかりのような気がしていますが(笑)

      こちらはまだ伸びていないように感じますが、植え替えをしていると根先が動いているので、気付かない程度に伸びているのかもしれません。

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  2. そんなことないですよ、私は『ほーっ、こんな木もあるのか』と見てますから。
    なぜ伸びているのではと感じたかと言うと、覆輪がまわって欲しい木の1mmぐらい出ていた芯を見ていたので、少しの伸びでも違いが分かったのだと思います。

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    1. 万葉さん
      そう言ってもらえると救われます。

      なるほど。
      改めて見たら胡麻斑の覆輪ものなんかは芯の色を見ると伸びているように感じるものもありました。
      今年もあと少しで作が始まりますね。
      名品展では沢山の出品を期待していますのでお願いします♪

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