2012/05/30

5月30日 色々

あまり更新していないので詰め込みます。

昨年の当園のトビの生えとして紹介した実生。

新葉が中々伸びずにじっくりとしているところには好感が持てます。
新しい交配なので芸足を早く見たいですが、まだまだ先の話ですね。

『和楽』
青として購入し、作っていた木が昨年覆輪気になり、今年はさらに進んでいるような感じです。
胡麻は一発逆転があるという話は聞いていましたが、「なるほどなー」といったところ。

「玉賜」
当園に縞の種木が無くなってしまったので種木として仕入れたものですが、うーむ、モヤモヤっと柄が縁に寄っています。まあ、高い確率で「玉雲パターン」でしょう。

「西島3号実生」
今年の芸足です。以前の姿→'11.10.6
やはり葉芸は良いです。型も良い。
「この手の実生はもっとフワッと作った方が良い」と言うアドバイスもありましたが、とりあえず殖えるまでは凝らない程度に固く作る予定です。



「山比古」

日を採ることで黄味が抜け、かなり白くあがっています。
この時期の色合いが一番輝いているかもしれません。
今のところ日を採っても葉焼けを起こさずに耐えています。
昨年も成長期は午前11時くらいまで天井の波板越しに日を当てていたので、この木自体が採光に慣れているのだろう、と私は考えているのですが、皆さんはどう思いますか?

最後に水苔
今年第一弾の収穫です。
これはベッドを水苔ではなく赤ボラ土で栽培したものですが、従来のものよりも真っ白に仕上がりました。



ということで、同じ方法でいくつかやってみようと思います。

2012/05/25

5月29日 競作、力宝など

若い世代で何か面白いことをやりたいですね、という話を以前からしており、万葉さんと競作をすることになりました。→万葉の足あと

私の方から『富国殿』を、万葉さんからは『舞子』の覆輪も期待できる木を提供していただきました。
今回は二人での競作ですが、今後さらなる展開も考えています。
とりあえずはこの2本を良い木に仕上げることに力を注ぎます。

『力宝』

昨年から作っている『力宝』です。今年は本芸に近づきそうです。
作出は昭和58年、熊本県の山田氏。命名は同県の河野氏。登録は最近の平成21年にされました。
私は同氏の作出品の中でこの品種が特に好きです。

地合いは艶消しで普通の羅紗のものです。葉芸が素晴らしく、『羅王』のような広葉の総雅糸竜は出ませんが、分厚い熨斗雅糸。そして一番のポイントは覆輪が雪白なところです。
同氏の他の銘柄とは一線を画していると思います。

これは昨年の広島名品展で池田さんが特別賞を受賞された作品です。

「悠久」
先日、四方葉になりそうと書きましたが杞憂でした。
でも…昨年に引き続き、子が上がりそう…。
こんな調子で一喜一憂していますが、これもまた楽しみの一つです。

2012/05/19

5月19日 交配の季節

植え替えがとりあえず一段落し、ホッとしたのも束の間、気が付いたら数本ですが花が咲き始めてしまいました。
気持ちとしてはあと一ヶ月くらい待ってほしいのですが…苦笑。


交配に適した施設がないので、蘭の温室でやろうか、資材置き場でやろうか、など色々と考えていたのですが、とりあえず今年は温室内の一画に日覆いを張ってその下でやることにしました。

交配用の道具一式も何故か無くなってしまったので即席で作りました。

♂木で花芽の上の方だけ咲いていたものがあったのでとりあえず花粉を確保。

百瀬さん自慢のオリジナル実親「西F3」…西沢大宝の実返しです。
気持ちを切り替えて今年も夢に挑みます!

2012/05/11

5月11日 瑞泉

今日は価格的には誰にでも容易に入手でき、芸良し、姿良し、丈夫で良く殖える、という大銘品『瑞泉』です。
当園で色々な作の仕方を試してきた『瑞泉』が今年はそれぞれ良い木に仕上がりそうです。

ますは本命の折衷植え

私が入園して間もない時から作り始めた木です。以前の姿→'10.11.13
立派になりました。その時の下葉がまだ残っていて比べると感慨深いです。

こちらは折衷植え2号
割子から2作かけた3才木。
葉姿が整うまではまだ時間がかかりそうですが、かなり良くなると思います。

次は近所のM氏の持ち物。
楽鉢+加賀軽石。
知らないうちに良い木になってたようです。ボリュームとしては申し分ないので、止めに広い葉が2枚繰ってくれれば面白いです。

これは肥培とかけて非売品というラベルをさしておいた木です。
以前の姿→'11.6.24。これはその時にも書きましたが化学肥料で作をかけてきた裏ものです。
今年は植え替えの時に化学肥料のことを忘れていたのでとりあえず普段使いの肥料を沢山施しておきました。
凄い葉芸を見せそうです。

最後は盆景として作っていた木。
以前の姿→'11.10.13。今年はポット鉢+加賀軽石で日強に作をかけてみようと思います。

個人的には愛着のある折衷植えの木か、正攻法で育ってきたM氏の木に良くなってもらいたいと思います。

こうやって書いてみるとどれも独特の作で育ってきた木ばかりですね。笑
ですが、この中で芋が悪い木はありません。
こと『瑞泉』に関しては、採光、施肥、灌水を目一杯してやれば大概良く出来るようです。

2012/05/07

5月7日 大舞山pt.2

昨年の11.12.15のblogに載せた仮称「大舞山」。
3本ものと書きましたが、そっくりなものが棚下から出てきました。

鉢4.5号
しかもこちらは鮮明な縞柄があります。
以前の木よりも紺性が良く出ていますが日照の具合によるもので、葉姿、下葉の本剣のような葉芸、竜がけ、地合いからしてもやはり同じです。

覆輪気もはっきり。
昨年の木を紹介した時点では正直なところあまり期待していませんでしたが、この木を見ると…これはいけそうです!

2012/05/02

5月2日 草匠展、成果出てくる

明日から5月3−4日
第6回 信州草匠展が安曇野スイス村にて催されます。
詳細→草匠展

山野草の展示、即売の中に万年青の展示コーナー、即売席もございます。
大勢の方のご来場お待ちしております。

私が店のものとは別に手をかけてきた万年青たちが、ようやく今年あたり本芸を見せてくれそうです。
『国宝錦』
本種は広葉に肉の厚い葉芸を載せてくると見違えます。
今年はとりあえず稚葉は肉厚のようです。
芋を切っていないので緩めなければかなり良くなると思います。

『愛玉殿』
こちらも昨年の止めの葉芸そのままに良い葉を見せてくれています。
下葉を保たせなければ見れる姿にはなりませんが
330選のポケットブックの締まった作品に少しでも近づけたい。

『国宝錦』も『愛玉殿』も価格は別にして、出来上がると観賞価値の高い銘品です。
実生で未だ見たことのない姿、芸を追い求めるのも楽しいですが、銘品を作り込む楽しみもやはり万年青作りの醍醐味だと感じます。

先日紹介した大型の獅子。
お客さんのところでかなり覆輪気が良くなっていました。これは楽しみ!