2013/03/31

3月31日 福包、碩山

ビニールハウスで問い合わせの品を探していたら大葉の棚からこんなものが出てきました。
『福包』の株立ちです。

10本立ちくらいでしょうか。
そして株の中にこんな木が…。

デカい!とにかくデカい!!思わず笑ってしまいました。
「小包」というものがあったらしいので、これは「大包」といったところでしょうか。

まさか…夢に見た『福包』の花芽か!?と思いましたがさすがにそれは無さそうです。

『碩山』

品種説明→'11.4.18のblog
この品種は美術木作りが難しいことで有名です。
当園で傷みの親木を二作して甘いながらもそれなりになりました。止め葉の葉芸だけなら至芸です。
今年は下の伸びた葉が落ちるので至芸品を目指して作をかけようと思います。

2013/03/26

第13回 萬風展 未登録品

更新が遅くなりましたが、最後に未登録品から数点です。

「中原実生」

かつて羅紗マニアの間でその姿、葉芸が騒がれた実生らしいです。
一時期、絶種になったという噂もあったようですが、こうして展示されました。
葉芸はこれからといった雰囲気なので、これから注目して見ていきたいと思います。

「天園」「梅山」「行楽」


「梅山」は上品な雪白の覆輪が目立っていました。
「行楽」力和型の実生が各地で出来ているというのは知っていましたが、こうやって見ると本当に良く似ています。地合いは『力和』には無い粗れ方をしているので、違うのは分かりますが、こうなると新たに打ち出すのは難しくなってきます。

「石藤実生」


事前に出品者である佐藤氏から聞いていましたが、なるほど凄い葉芸です。
「大宝」×「英宝」だったか?「英宝」という実親の多様性と底力には本当に驚かされます。

「志野」「玄粋」「伯楽」

「玄粋」は昨年のような葉繰りはありませんがやはり良い。この木も羅紗系では残っていく品種になると思います。

「羅紗実生」「豪冠」


「鵬天」「南十字星」


全く同じ交配の実兄弟で、作出者は東京の佐藤登志氏です。
「沢畠鹿島」×「祥宝」です。
どちらもまだ良くなりそうで注目です。

2013/03/14

第13回 萬風展 この1本

未登録品からとりあえず1本。

「羅紗実生」

関戸さんが出展された木です。先日の「万玉」と他にもう1本の木にしびれたと書きましたが、この木のことです。
止め葉の葉芸は『巌武』の本芸を凌ぐのでは、と思わせる程で、かなりの葉肉があります。この地合いは下葉でも確認できるので、恐らく誰が作っても見ることができる葉でしょう。
居合わせた方から「本当はこの止め葉だけで揃えば尚良い」というコメントを聞きました。確かにそれが正論です。ですが、私の感性ではこの熨斗二面に近い、ごく普通の葉の葉重ねの中にポッとこの葉が現れているところがこの木の面白さだと思います。
関戸さんに素性を聞くと「全くの青ではなく、胡麻斑羅紗として作っていたものだ」とおっしゃっていたので、いずれは覆輪にも期待を持てます。
見た瞬間に「旭翠型の巌武が現れたぞ」と思いました。

この記事を書いていたらお腹いっぱいになってしまったので、未登録品から数点はまた後日紹介します。

2013/03/12

第13回 萬風展 登録品から

登録品から数点ピックアップして紹介します。
『泰斗』『楼蘭』『清鑑』
『泰斗』覆輪の親木を初めて見ました。淡い紺性が特徴の木ですが、それは隠れましたね。本芸はこれからでしょうか。


『冠松』『華山』『天恵冠』
絶種だと思われていた『冠松』が生き残っていました。
『天恵冠』は昨年より葉芸が若返りましたが、相変わらずの凄い出来です。

『武蔵』
この木も毎年紹介しているような気がしますが、良くこれだけの葉芸を維持しながら芯が止まらずに来ています。
このように作ってみたいものです。


『紅流し』『仔丸』
これ以上ない程に紅を輝かせた『紅流し』。
『仔丸』私はこの品種が好きです。末永く残っていくと思います。

『七貴』
葉幅をひいて良く出来た『七貴』です。

『玄峻』『長春閣』『萬楽』
どれも真似できない作り。『玄峻』はもう一作もすればかなりの木になりそうです。

『聖貴』
割と細葉というか葉先に向かって細くなるイメージがありましたが、丸止めの葉にクオリティの高い熨斗雅糸を見せて魅力的にまとまっていました。

『高千穂』
葉幅が広く、吹雪のように散った虎斑と大柄な虎斑、深覆輪の葉も見せて見事な出来でした。

2013/03/09

第13回 萬風展 他入賞など

栃の葉書房賞 『伊豆』 大塚政寛氏

これだけの葉幅をひくと別品種かと思う程です。
覆輪ものでこの葉を見たいですね。

伝統園芸賞 『錦麒麟』 山際幹男氏

山際氏は毎年安定してこの木をきれいに仕上げておられます。
ボリュームは一般的な『錦麒麟』よりも一回り大きく出来、縞柄が美しい。

自然と野生ラン賞 「万玉」 村山峯一氏

今大会はこの木ともう一本後日紹介する木にしびれました。
なんといってもこの愛嬌のある丸葉に彫ったような低い総雅糸竜が魅力で、これぞ「万玉」といった圧倒的な存在感でした。

タカギ賞 「悟空」 奥村博信氏

難しい木で有名ですが、葉姿がまとまって下葉には分厚い熨斗葉を見せていました。

千葉県 篠塚氏が出展された明治初期の古鉢「孔雀牡丹絵図」

領収書、鑑定書付き。


春光園さん出展、七福神の描かれた尺鉢。仕事が丁寧な現代鉢の美術品。


水戸の高倉氏出展「五柳」の古鉢2点


明治14年版の万年青図録