7月15日 水保ち第2弾、悠久、s.h実生

楽鉢の水保ち検証も終了しました。

植え込む前に鉢を水に浸けたので、元より軽くなった分は鉢やサナが含んだ水分量だと思われます。…と書きましたが、楽鉢を乾燥状態と水に浸けた後で計ったら10g以上水を含みました。砂利を入れた時点で回りの水分を吸ったのか…?それだと砂利自体に水分を含まない朝明砂はどうなるのか…?謎です。もうしばらく計測してみます。

こうやって見るとプラ鉢と比べて乾くスピードはかなり早いですね。用土自体にかなり水分を保つ性質の赤ボラ土も他の用土と同じように1週間でほとんど完全に乾いてしまいました。鉢枠にかかっていた影響もあると思います。

生え実生の鉢上げがようやく始まりました。

今年は信州の実生家の方達は加温、保温をした方が多かったので、出遅れた感じで寂しかったのですが、今年は中々羅紗率が良さそうです。
とはいえ、まだ本葉が開いていないのでblogに生えの姿を載せるのはまだ先になりそうです。

「悠久」

本芸を期待しましたが、今のところ本葉は熨斗葉と剣葉です。ただ縁の葉肉は昨年よりもかなり厚くなりました。
もう1枚の葉繰りが広葉であることを祈ります。
それと自慢になりますが、この木はまだ生え根が付いています。
「s.h実生」
今年は芋切りをした影響からか若返りましたが、折り下げが良く、竜がけが低く、清水さんの作出した「王童」とイメージが重なるところがあります。
昨年の止め葉の折り下げた分厚い葉がこの木の特徴になりそうです。

コメント

  1. 悠久、本芸はまだのようですね。私も期待していますよ。
    s.h実生は折り下げた葉でこじんまりとまとまると上品な木になりそうで、期待が膨らみます。

    楽鉢の水持ち検証、お疲れさまでした。データのほうは今後の植え替えのときのヒントにさせてもらいます!

    ちなみに、競作の2品とも昨年の秋の植え替え時に朝明主体から軽石主体に変えました。今年の葉が想像以上に育ったのは検証結果とあわせると、そうなるのか~という感じです。

    返信削除
    返信
    1. 万葉さん
      悠久はもう一歩芸が進んでくれないと中々評価が難しいですね。特に覆輪が回ると芸がゆるく見えるので、雅糸竜くらいは見せてもらいたいです。万葉さんの木は葉巾をひいているので、お願いします。
      折り下げの小型種というと「荒法師」「冠彩」などが浮かびますが、ちょっとタイプが違うので面白いと思います。

      やはり成長期の水保ちはかなり重要のようですね。最近では夏場でも温度管理さえ出来れば乾かすよりも水を保っていたほうが良いのではないかと思っています。

      削除

コメントを投稿