7月31日 実生会、富貴丸など

7月28日に信州実生会の総会、研究会が東御市の雷電くるみの里で行われました。

総会で9月1日の品評会の開催が決定されました。
場所は当園から徒歩3分くらいのところにある赤沼公会堂です。
研究会では講師、長野三光園の袖山晃彦さんによる県内の実生家の近況報告や三河実生会の会長、志賀さんの自棚の実生、実親の紹介などが行われ、自分ところの生えのレベルの低さを実感して帰ってきました。

「光陵」
'12.10.25blogでも紹介しましたが、柄があれば『楼蘭』と良い勝負をすると言われている青ものしかない品種です。
今年の葉芸は葉元から昇るような雅糸竜です。葉姿が乱れずにこれだけの葉芸を見せてくれるので、作っていて本当に面白いです。芋吹きをとると、それがまた愛嬌があり、地合い良く、見ていて惚れ惚れするような苗木になります。
「富貴丸」

四国で作出され、岐阜の鷹見さんが良い木を作っていたのを業者が注目し、数年前に棚割りされた未登録品の羅紗獅子です。命名は当園主。
今年は作上がりし、葉芸は若いものの低い雅糸竜を見せてくれました。
丸巻きで巻きが良く、ボリュームがあり、葉芸も上品で、個人的には羅紗獅子系のトップクラスにいける品種だと見ています。

芋吹き観賞
芋吹きは生え実生の2才時と比較することができるケースがあるので、様々な銘品の芋吹きの型、シカミ具合、地合いなどを頭に入れておくと参考になります。
『松籟』
'13.5.13blogに載せた今年の芋吹き第一号の『松籟』です。
一等吹きになりそうです。

『力和』

丸々として愛嬌満点です。
和羅紗を実親に使うとこういう型が良く生えますが、大体大きくなるケースが多いです。
『力和』が生えた当初の型やサイズはどんな感じだったのか非常に興味があります。誰か知っている方がいたら教えて下さい。

コメント

  1. 富貴丸を見た多賀万仙園主が「臥牛獅子と勝負が出来る木が出て来た」と言っていました。名品の臭いがしますね。

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    1. 匿名さん
      コメントありがとうございます。
      多賀さんのお墨付きですか。
      羅紗獅子の人気が落ち着いた感がありますが、この木が市場に出てくれば再燃するかもしれませんね。

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  2. 色々、活動がありいいですね~!
    こちらは「一人かやの外」、それで生えに良い物があれば耐えられますが・・・・・。

    全国的に生えが良さそうですね。入賞せずとも三河にはいきますので色々万年青談義をしましょう。

    「力和」・・・芋吹きの葉はペラペラなので、生え当歳の葉型に興味があります。

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    1. S.Hさん
      信州は遠いですが、会の雰囲気が良いのでいずれ遊びにいらしてください。

      某blogによると南の方は特に良いみたいですね。私は実親の作から気合いを入れ直して頑張ります。
      三河実生会でお会いできるのを楽しみにしています。

      熊谷さんや清水さんのところで力和型の実生が出ているらしいので、お会いした時に生えの時どんな感じだったのか聞いてみます。

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