9月16日 玄庵、松井さんを偲んで

これは先日故人となられた信州の実生家、松井さんが遺した羅紗実生「玄庵」です。
来歴は以前'12.8.17blogを参照。
超小型で、葉肉の乗った時の地合いが『寿扇』に良く似ています。葉の形としては「浅野実生」という実生に良く似ていますが、こちらの方が葉芸の可能性を感じます。
ラシャラーのNさんに言わせると「寿扇をおしゃれにした感じ」だそうです。
松井さんはあまり小さいものは好まない方でしたが、私はこの木が好きで、羅紗マニアの間で密かに残っていくと思っています。
今度の長野支部展にこの木ともう一本別の方が作っている木が展示される予定です。
今日は台風が直撃しました。
皆さんのところは大丈夫でしたか?
長時間続いた雨の影響でまたもや温室が水浸しになりそうだったので(23時現在は温室内が池になっています。)物を移動していたら温室の石畳の隙間から万年青が生えていました。
落ちた種から発芽したものだと思いますが、可愛らしい当才生えです。
苗床で生えていたら淘汰されるような青いペラの生えですが、こんなに頑張って生きている姿を見てしまうと、応援したくなります。
この石畳も松井さんが若い頃に敷いてくれたものだそうで、今ではメイン温室の作場をしっかりと支えてくれている当園の財産となっています。

コメント

  1. 「もう一本別の方が作っている木が展示される予定です。」
    それ楽しみにしています。

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    1. 私ですさん
      私も最後に見たのが7月だったので、その後どんな姿に変化したのか楽しみです。

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