長野支部展pt.3

SBC信越放送賞:『玉松』
松本分会 百瀬さん

萬風展の記念帖に『宝生殿』の百瀬だけでなく『玉松』の百瀬と言われるように…と書いてありましたが、さすがです。
長野県支部長賞:『力和』
東信分会 茂木さん
お棚には他にもボリューム感のある『力和』が何鉢かありましたが、一番締まって出来た木を出品されて入賞されました。
鎌葉が苦にならない、絶妙なバランスです。『力和』は止めの2枚が仕上がりのポイントということが良く分かります。
長野県支部奨励賞:『波涛』
東信分会 田中俊明さん
縞甲は葉が多少乱れるものですが、この作品は見事に葉姿が整っていました。

長野県支部奨励賞:『富国殿』
東信分会 茂木さん

葉芸は若いですが、このシルエットと覆輪の良さという一番の持ち味がしっかりと現れています。
田哲園賞:『加賀錦』
須坂分会 徳永さん
徳永さんの『加賀錦』は縞柄と図が狂わず、何度か支部展で特別最優等を受賞されています。
図がもっと冴えてくれば言うことありません。
瑞光園賞:『旭翠』
長野分会 岡田さん


元支部長で今年故人となられた、私の人生の師でもあった田中俊一さんが作を掛けておられた木で、その後を親交のあった現支部長の岡田さんが引き継いだ木です。
「僕は旭翠は苦手だ」とおっしゃっていましたが、そんなことを言いながらこれだけの木を作っていたところがいかにも田中さんらしく、思い出すと寂しさを感じます。
長野三光園賞:『富士の図』
東信分会 小林幸喜さん
吉田性だそうです。同じ吉田性でも薄葉、大葉の名作者が作るとこれだけの図を引き出すことが出来るんですね。
ホテル犀北館賞:『大雲海』
須坂分会 山際さん
今年は肥料をろくにやらなかったそうですが、金屏風に食い込んでくるあたりはさすがです。

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