2014/12/25

12月25日 競作など

予防はしていたのですが、インフルエンザにかかってしまい年末に向けて仕事のスパートをかけることができませんでした…
毎年この時期になると秋の疲労からか、体調を崩してしまいます。
ブログも滞ってしまいましたので、何か載せようと思います。

『玄峻』
4月8日に芋切りを実践した親木です。
'14.4.8blog
縞木。私が入園した頃は「実生A」というラベルが刺さっていました。小林信夫さんの整理品の中にあったと聞いています。まだ実生だった頃の殖え木でしょうか。
今年の大平さんの作品を見てから、覆輪の木も作ってみたいと思っています。

『舞子』
万葉さんとの競作木です。
ボリュームはいまいちですが、本種らしくなってきました。来作で下葉が保ったら飾ろうと思います。 
『富国殿』
こちらも万葉さんとの競作。
極小苗だったとはいえ、全然作がかかりません。気長に時間をかけて作っていきます。 
これは先日の組合の交換会で入手した実生で、生え4才くらいでしょうか。
このまま終われば力和崩れですが、止め2枚の愛嬌に惹かれました。 
この手の実生は今後、どれだけのオリジナリティを現すかにかかっています。

2014/12/12

第2回 萬葉四季

今週末12月14日(日)は神奈川県桜木町のワシントンホテル9階、会議室ローズ1にて即売会を行います。
長野三光園の晃彦さんと私で売店を出します。
コンセプトは「万年青を持ち寄ってくつろげる場所」なので自慢の品物を展示したい方は是非お持ち寄り下さい。
ご来場お待ちしております。

2014/12/10

14日本おもと名品展 長野県支部

支部対抗杯、長野県支部は4位でした。健闘された作品を一部紹介します。

『駿河富士』特別最優等
小林博美さん
これだけ斑の良い物を作かけるのは大変です。
さすがに葉疵ゼロではありませんが、目立った葉疵のない美術木でした。 
『松籟』特別最優等
佐藤さん
初めての特別最優等受賞で気合いが入ったとおっしゃっていました。
葉幅をひいて本芸を現しています。
まだ若木なので来年は目指せ金屏風ですね(^^)b! 
『雪光冠』特別最優等
茂木さん
この作品はお預かりする時から良い線いくだろうな、とは思っていましたが、期待通りの入賞でした。 
『寿扇』優等
茂木さん
上の入賞品を見ると葉重ね、葉肉の厚みが現れた作品が入賞していました。
まだ若木ですので、これから年々良くなっていくのは間違いないでしょう。 
『旭峰』最優等
茂木さん
宮崎さんに代わって茂木さんが今では長野県支部の『旭峰』の名人です。
葉数とボリュームはトップの今泉先生の作品よりも良かったですが、締まって葉芸を現した先生の木がトップでした。
この辺は審査の時の運もありますね。 
『雲山』優等
山村信太郎さん
葉芸に若さがありましたが、葉数、葉幅は素晴らしいものがあります。これから一、二作で本芸を現せばかなり期待できそうです。 
『鸞山』優等
内野さん
この部門は例年通りの激戦で、この作品は中でも存在感がありました。来年葉重ねをした姿が想像できるので、注目しています。
『富士の光』最優等
徳永さん
長野で良くこれだけ曙斑を現して仕立て上げられました。
来作は施肥を少し強めに、もっと迫力を出していただきたいです。
『玉松』最優等
百瀬さん
惜しくもトップ入賞はなりませんでしたが、さすがは『玉松』の百瀬さんですね。
実生家こそ決まりものの一流品を作るべし、というスタンスで万年青を楽しんでおられます。

2014/11/29

14日本おもと名品展pt.4

掛川商工会議所会頭賞
『富士の図』長野県支部 小林幸喜さん
吉田性。この木で以前に業者組合賞を受賞されたことがあるそうです。
やや葉が乱れていましたが、図が抜群に良かったです。 
NHK静岡放送局長賞
『萬楽』山形県支部 舩山英雄さん
本種の本来からすると大分葉芸が若かったですが、葉姿の均整がとれてボリュームがあったのでインパクトが強かったようです。 
中日新聞東海本社賞
『一宝』長野県支部 茂木二三夫さん
本種史上最高の作品と言えます。お見事です。
欲を言えば一番下の葉が若いので、来作でさらに洗練されるかもしれません。
栃の葉書房賞
『錦麒麟』東筑支部 中島清司さん
最近の本種の入賞品としては小ぢんまりと締まった作品でした。縞柄良く、止め葉に甲竜を現していたのが良かったようです。
本種は甲竜が現れているか否かが重要なポイントです。

大淵銀器賞
『旭翠』北九州支部 中西義康さん
この部門は最優等の作品も甲乙付け難いくらいに良い作品でしたが、止め葉がしっかりと主張しているこの作品が上に行きました。 
一番下の葉が細いので来作で被ってくればさらに良い作品になりそうです。 
これが最優等の作品です。
磐梯広報社賞
『玉姫』近畿支部 岸下勝治さん
さすがは獅子の名作者。素晴らしい『玉姫』でした。
葉幅があり、玉竜、跳ね竜をのせるのが本種の特徴であり、それがしっかりと表現されていたのが良かったです。
この作品を見ると、玉姫型は出てもやはり本種に適う実生は今のところありません。

2014/11/27

14日本おもと名品展pt.3

NHK出版賞
『玄峻』東京支部 大平雅庸さん
先日の東京支部展でも書きましたが本種のベストな作品だと思います。

同部門に良く出来た『玄峻』がもう一本出ていましたが、止め葉の葉芸がこの作品のほうが際立っていました。 
静岡新聞社賞
『富国錦』北九州支部 吉田信義さん
やや下葉が伸び気味にも見えましたが、止め葉の厳しい葉芸が全体を締めていました。

静岡放送賞
『鸞山』新潟県支部 丸山勇平さん
本種としては一回り大きかったですが、やはり全体のバランスが良く、葉幅とボリュームがありました。葉芸が進んでもう一回り締まってくるとまた魅力が倍増しそうです。 
伝統園藝出版賞
『珠光』山形県支部 渡辺新太郎さん
本種をここまで葉数を揃えて葉芸を現して仕上げるのは実は凄く難しく、作の技量が伺えます。 
丸大食品賞
『四君子』水郷支部 斎藤節男さん
ここ数年この木を見させていただいて、昨年若返った印象を受けましたが、再び仕上げてこられました。
これだけ何年も同じ木を維持させるにはどうすれば良いのか教えていただきたいものですね。 
短冊屋和楽賞
『千代田城』山形県支部 高橋忠昭さん
葉疵なく見事な作品でした。高橋さんと言えば『盧山』をはじめとして羅紗のイメージが強かったですが、さすがは名作者、大葉系でも金屏風です。

2014/11/26

14日本おもと名品展pt.2

静岡県知事賞
『輝鳳海』水郷支部 井上豊さん
本種の完成品は絹地で何とも言えない上品さがあります。
腰の太さが際立ち、特に今年の葉の作上がりは素晴らしいものがあります。 
至芸を現していました。 
静岡県議会議長賞
『地球宝』山形県支部 舩山英雄さん
他の入賞品にも素晴らしいものがありましたが、その中でもこの作品は図の白さがずば抜けていました。 
国際花と緑の博覧会記念協会賞
『愛玉殿』新潟県支部 笠原良昭さん
萬遊賞とのダブル受賞です。
他にも本種の良い物が出品されていましたが、やはり葉姿、葉芸共にこの作品が納得の入賞でした。
日本おもと業者組合賞
『天元』水郷支部 今泉敬さん
夏場に伺った時にこれは今年の秋は決まりだな、と内心思っていたのですが、さすが!しっかりと仕上げてこられました。

掛川市長賞
『聖富貴』水郷支部 今泉敬さん
葉芸はまだ進む品種ですが、襟組の葉疵もなく、見事な作品です。

特に上から見た時に、腰が横にも縦にも張っているのが分かります。 
掛川市議会議長賞
『富国殿』北九州支部 松鵜順一郎さん
至芸で葉が左右にしっかりと伸びて、久々に良い『富国殿』を見ることが出来ました。

『富国殿』と『聖富貴』の葉芸の違いを見ることが出来ます。
静岡県支部長賞
『根岸松の図』山形県支部 舩山英雄さん
斑の上から打ち込んだ上質な図を現していました。
羅紗もさることながら、薄葉の図もの、虎ものの作で舩山さんは達人の域です。

2014/11/25

14日本おもと名品展pt.1

blogの投稿を誤って削除してしまった為、再投稿です。
内閣総理大臣賞/(公社)日本おもと協会会長賞
『舞子』新潟県支部 熊谷半一さん
二年連続での総理大臣賞。恐れ入りました。
葉芸としては本芸からすると若さが残りますがバランスとボリュームはこれ以上ない程でした。 
この木のピークは来年でしょうから、もしかすると…!?
楽しみにしています。 
文部科学大臣賞
『萬風』新潟県支部 熊谷半一さん
上位二賞を受賞されました。
葉疵一つなく、熊谷さんの美術木作りへの情熱には感服致しました。
環境も含め採光、施肥、水やりのバランスを取り、繊細な管理をしないと中々このようには出来ません。 
農林水産大臣賞
『残雪』長野県支部 小林智道さん
本種としては一回り小さいですが、葉幅をひいて出来たのが高く評価されたようです。
図性をここまで昇華させるには適した肥料バランスで作をかけることにかかっています。
この作品も智道さんが今は地植えになっている、図の暗んだ木から子をとり、図を良くしていったものです。 
徳川記念財団賞
『家宝都の図』水郷支部 井上豊さん
大井性から良くなっていったものだそうです。
大井性独特の大柄で流れるような図だけでなく、細かな図も白さをもって、まさに吹雪を散らしたように現れていました。

2014/11/19

全国大会案内 14東京支部展pt.3

今週末、11月22、23日(土、日)は全国大会である第69回日本おもと名品展が静岡県支部主管で開催されます。
会場は掛川市生涯学習センター
住所:〒436-0068 静岡県掛川市御所原17−1
電話0537−24−7777

全国から集まった名品の美術品を数多く観賞できる貴重な機会ですので、是非足を運んでみて下さい。
ご来場お待ちしております。

東京支部展の参考品から五点選ばれた安達賞

「三翠」三田さん
土井大車から生えたと聞いています。
私の中ではもっと肉厚の丸葉を出すイメージを持っています。 
「菱玄」溪さん
作出者は河村さん。
名の通り深い紺性と葉重ねを特徴とした木です。
これはかなり覆輪気が良く、今後どのように変化していくのか非常に楽しみです。


「八鳳山」西濱さん
作場が変わって作が今までと全然違うとご本人がおっしゃっている通り、今年の作上がりは素晴らしいものがあります。
斑も冴えて、本種の魅力が出ています。 
「豪峰」本石さん
なんとなく「光陵」に覆輪が回るとこんなイメージなのかな、と思いました。端正で葉芸の良い品種です。 
「羅紗千代田実生」大和田さん
紺覆輪が深く、低い雅糸竜を現していました。 


これは参考品に溪さんが出展されていた「憧元」。
平成6年に岡山県の松岡氏が作出され、兵庫県の松本さんが命名し、増殖されている羅紗実生です。
交配は♀(OTb×A)×♂英宝。


私が松本さんのお宅で見せていただいたデモの頃の写真の木は『壽冠』にズングリ型で丸止めの葉が出た木という印象を受けました。
今後、羅紗の未登録品の中ではしっかりと注目していきたい品種であることは間違いなさそうです。