2014/03/25

3月25日 大葉実生、羅紗実生

13.4.12blogで紹介した♀大象観×♂赤松1号の生え3才です。
一作してさらに期待が膨らみました。
「大象観」特有のしかみが出ました。
こちらの葉は丸止め。実生ですが、大象観の型の縞覆輪は今までに無いので面白そうです。
以前に紹介した地植えから鉢上げした大象観縞から変化した覆輪の木は昇天してしまいました。
こちらも上の大葉実生と同じ時に紹介した生えの2才になった姿です。
当才の葉が『太楽』に似ていると書きましたが、葉繰り1枚で変なところが似てしまいました。
葉芸は間違いなく来そうな感じです。ビリを打って♂木の葉芸でしょうか。
生え実生の役割である「親になるまでの楽しみ」は残っています。
11.8.17blogに当才の写真を載せた生え3才です。
当才から肉厚でいかにも作りにくそうでしたが、芯止まりや子上げなどなくここまで来ています。
血統的にいつ化けてもおかしくないので4才になる今年の葉芸には要注目ですね。

2014/03/15

第14回 萬風展pt.7

「宝心」 福岡県 中島さん
あまり見ないタイプの実生なので頭に残っています。
広葉で葉肉があるので覆輪が回ると面白いと思います。
葉芸も悪くありません。
「凌駕」 兵庫県 松本さん
この木は本当に色々な顔があります。
恐らく芸足が遅いのだと思いますが、これが本芸でしょう。

今流行りのタイプではありませんが、モノとしては高いレベルにあります。
「長船」 神奈川県 渡辺さん
ここまで味の良い「長船」の展示品は初めて見ました。
柄が入ると地合いが豹変しますね。
総合的に若く見えるのでまだまだ違う顔を持っていそうです。
「寿楽」 福岡県 梶原さん
山田実生だそうです。
私はこの木に『和楽』に通じるものを感じます。

本芸の葉で揃った姿を是非見てみたい。
「童子」 福岡県 中西さん
覆輪木が出展されました。
独特の丸葉はやはり愛嬌があります。
「伯楽」 福岡県 梶原さん
葉巾のある三角葉が特徴です。
紺性と覆輪の色合いは『盧山』に似ています。
未登録ですが、この品種は出世すると思います。
「陽輝」 福岡県 的野さん
以前に萬遊賞を受賞された木は凝った状態でしたが、完全に仕上がって出てきました。
葉芸はかなり厳しく、広葉総雅糸竜タイプのようです。

特に鎌葉になっている葉の芸に可能性を感じますね。

2014/03/12

第14回 萬風展pt.6

「大盃(おおさかずき)」 千葉県 篠塚さん
大葉系の新しい型です。
斑はありませんが、赤い実とのコントラストが良く、実をつけてこそのこの品種と言えそうです。
かなり良いです。
 
「王妃」 埼玉県 篠崎さん
以前篠崎さんのお棚を見せていただいた時からこの品種の浮き地が頭に残っています。
葉芸を現してまたちょっとイメージが変わりました。
 
「羅紗実生」 東京都 藤倉さん
この先どうなるのか見たいという意味では展示品の中でトップクラスでした。
V×車でこのタイプが出るんですね。

「万玉」 神奈川県 渡辺さん
今年は「万玉」も3本出展されました。
葉肉はこれからですが葉姿は一番整っていました。
やはり葉芸が良い!
「万玉」 東京都 大塚さん
この木も若い割に止め葉に肉厚の本芸を現していました。
単調に見えて実は多彩な葉を見せます。
やはり品格では頭一つ抜けているのかもしれません。
止め葉の白い光は一体!?
「天賜」 神奈川県 渡辺さん
この品種はもっと葉が伸びるイメージでしたがグッと詰まって「峻嶺型」に仕上がっています。

地合いは言うことありませんし、今後この品種は注目して見ていきたいと思います。

2014/03/11

第14回 萬風展pt.5

『双天』 東京都 村井さん
名品展で金屏風に上がった『双天』とはまた一味違い、締まって厳しい葉芸を見せていました。
 
作品としてはかなり高いレベルにあると思います。
『壽冠』 兵庫県 松本さん
今年は『壽冠』が縞と覆輪合わせて4点出展されました。
この木も押出しが強く展示品の中では目をひく作品でした。
さすがは名作者です。

『円心』 東京都 進士さん
まだ若木ですが『円心』らしさを見せた良い木が出展されました。
覆輪ものの見本木がまだ飾られていないので、この木の一、二作後が楽しみです。

『栄光』 福岡県 梶原さん
本種の評価が変わる程に良く出来た作品です。
今までの『栄光』で最高の出来なのではないでしょうか。
ちょうど止め葉が竜がけの高い二面竜から竜がけの低い雅糸竜に変わったところです。

2014/03/09

第14回 萬風展pt.4

『峻山』 神奈川県 山崎さん
入賞こそしませんでしたが、これは!!!という木でした。
葉芸にまだ若さがありますが特徴である粗れ地が素晴らしかったです。
私にはたまらない地合いです。
雪白の覆輪がしっかりと入りながらも地を消していません。
『緑雲』 長野県 百瀬さん
これも本種としては見本木に近い出来でしたが、止め葉が逆を向いてしまったので裏表が微妙なところです。
締まった作風で各葉に葉芸をしっかりと現しています。
『緑雲』 静岡県 佐口さん
「ん?何これ?」というくらいびっくりした作品でした。
これはこれで非常に魅力的ですが、誰にでも引き出せる葉ではないような気もします。
このまま作がかかり葉芸を進めたらニュータイプになりそうですね。
『緑雲』の新たな一面を知りました。

2014/03/06

フローラルガーデンおもと/春蘭展

明日から3日間、小布施町のフローラルガーデンおぶせで万年青と春蘭の展示即売会を行います。
 
3月9日の午後1時からは培養講習会もありますので、是非お越し下さい。
アクセスや入場料等の詳細はフローラルガーデンのHPをご覧下さい。フローラルガーデンおぶせ

2014/03/05

第14回 萬風展 特別賞 飾り鉢

伝統園芸賞
『円心』 新潟県  村井さん
これです。夏に村井さんのお棚を見せていただいた時からずっと頭に残っている『円心』です。
自然と野生ラン賞
『残雪』 千葉県 篠塚さん
萬遊賞受賞木。
大柄で花が咲いたようにきれいです。
愛楽園賞
「八鳳山」 千葉県 篠塚さん
粗い胡麻斑が鮮明に見えています。
これぞ胡麻斑羅紗。
葉芸を現すと広葉で愛嬌のある若い時とは大分印象が変わりますね。

栃の葉書房賞
『太楽』 群馬県 永井さん
萬遊賞受賞木。


この作品は萬風賞の5点と比べても遜色のない作品だと思います。『太楽』はこうあるべきといった感じです。
タカギ賞
「天花」 福岡県 的野さん
山田銘柄の未登録品。

萬年青愛賞
「天籟」 埼玉県 関戸さん
二面の進化系といった感じ。
止め葉の主張した竜がけが面白い。

覆輪が回るとあまり類を見ないタイプになりそうです。
枡席から
フランスのジャンフランソワポルトーさん出品の布施作の孔雀図の一対。
茨城県 高倉さん
「短冊屋桜花紋」2.5号
これ程鮮やかな古鉢は初めて見ました。
足の紋様もこういうものがあったんですね。
桜の花びらはイッチンで描かれていました。
「五柳青海波紋」2.5号
このサイズは珍しい。
五柳の代表的なデザインの一つ。
結構使い込まれていたように見えます。
「五柳太鼓胴」2.8号
青海波紋の鉢よりも状態が良く、加茂黒の黒と絵付けの色が程よく落ち着いてとてもきれいに見えました。


韓国の金さんは『潮』の描かれたお皿を展示されました。