2014/06/17

6月17日 壽圓

ようやく芋吹きの本植えが始まりました。
地方によってはもう一人前の苗になっているところもあるようですが、やはり信州は遅い。
ここ2年くらい芋の管理法を変えて、古根を落とさず、以前より良い状態で本植え出来ています。
『壽圓』
何やら凄いことになってきました。
当園のように各地から入ってきた木を並べて作っていると前作によってかなり動きに差が出ます。
秋肥料、芋への栄養の蓄積など様々な要因があると思います。

『壽圓』の特長といえば『一宝』のような独特な地合いに剣葉と多彩な葉芸が織り混ざって葉を繰り出し、一見してそれと分かる姿になる面白さですが、このような広葉の雅糸竜もまた面白いですね。

2014/06/11

6月11日 田中本家博物館、珠宝青など

今週末6月13日(金)〜9月初旬まで長野県須坂市にある「豪商の館 田中本家博物館」にて蔵に貯蔵されていた万年青鉢の古鉢が展示されます。
展示される古鉢は先日見せてもらいましたが、短冊屋製の古鉢がメインで五柳の鉢も数点あり垂涎ものばかりでした。万年青も2ヶ所に展示されるので皆さんも是非足を運んでみて下さい。
入場料は有料です。詳細はこちら→田中本家博物館HP

先日紹介した百瀬さんの生え2才。
2枚目が伸びてきました。
竜がけが素晴らしい!大物になる予感がビンビンしております。
こちらは昨年の百瀬さんのトビの生え。共有品です。
このタイプは芸をしないことが多々ありますが、これはするでしょう。
♂にも♀にも「英宝」の血が入っています。
青コーナー
『珠宝』
見て下さいこの丸々とした愛嬌の良さ。
 
『旭翠』
青ながら至芸品に近く出来ました。
どうせなのでどんどん作り込もうと思います。
「万代」
岡村実生と呼ばれていたもの。
やはり青でも凝りやすい。覆輪ものは凝ると『楼蘭』ばりの葉芸を見せますが、青では再現できないようです。

2014/06/03

6月3日 新葉の成長、ポット鉢

お客さんの品。
『和楽』
上吹きからの2才で良い葉幅です。
 「凌駕」
覆輪気がかなり良い。
縞木の美術木はたまに見かけますが、覆輪ものの美術木はまだ見たことがありません。
 パーライトによる発根。
当園ではもう何年も根無しにした木はこの方法をとっています。
植え替えのタイミングとしては根が降りて2〜3cmくらい伸びた頃。
新葉が動き始めた頃に根も降りているはずです。
『珠光』
この木は若いうちは作りやすいので、誰が作ってもそれなりにはなる名品です。
ただ、最後の仕上げが難しい。葉数を保って至芸を現すにはやはり培養技術が必要です。
『盧山(青)』
この品種は覆輪ものの方が圧倒的に魅力がありますね。
『永楽(青)』
見たかった葉巾を見せてくれました。
以前、渡辺さんが萬風展に飾ったような木を作りたい。
「玉賜(青)」
管理が合っているのか、ふんわりと出来ています。
ただ、性質の弱さには定評があるのでちょっと怖い気もします。

私は青コーナーは全てポット鉢で培養しています。
場所を取らないというのが一番の理由ですが、ポット鉢は品種によっては楽鉢で管理するよりも明らかに良く出来るケースがあります。
どうしても自分の棚では葉巾がひかないなど作りにくい品種は試してみるのも面白いと思います。
ちなみに水管理は肥料をやる時期は毎日。その他の時期は楽鉢よりも2日程間隔を空ければ充分のようです。鉢の中が乾ききることはまずないと思います。