8月19日 力和、生えなど

『力和』
お客さんのお預かり品ですが、本種の特長的な葉を現しました。
『力和』はとにかく葉巾を広く作らないと魅力が出ません。
施肥、採光の他に根を降ろす時期の保湿も大切です。

芋吹き観賞
『宝生』
芸をし始めると覆輪が良いので地が隠れがちな品種ですが、当才の時にはこれだけの紺性と地合いを持っています。 
ずんぐりとした体型は当才からのようです。 
今年の生え実生
今年は500粒弱まいて縞羅紗はまあこの2本くらいかなぁと思っています。
これは地元の趣味者の方と共有になる予定です。 
こちらは名作者の方に作ってもらう予定です。
一つ目の写真の生えと実兄弟で♀「OT94」×♂「英宝」の交配です。
「OT94」は「侘助」の♀木です。 
葉が開いてきて地合いを見た時に『壽冠』の地合いが頭に浮かびました。
2枚目はしかみがありそうです。

これは『壽冠』青の芋吹き。 
柔らかい粗れ地といった感じの繊細な地合い。
私の中で『聖雲殿』などは堅い粗れ地というイメージを持っています。

コメント

  1. omoto-boyさん良い物が生えましたね。
    若い方の感性と情熱はどの世界でも求められています。
    お店には色んな実親が集まります。今後も時間のゆるす範囲で
    上手に交配して下さい。きっと素晴らしいおもとが生まれます。

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    1. N,Tさん
      とりあえず当才生えとしては満足です。
      これくらいのものが毎年5本くらいは欲しいですね。
      とにかく「英宝」の秘める可能性は♀木次第でまだまだあると思います。

      来年は今年の半分くらいしか播けません…花芽を確実にこさせる培養技術の大切さを痛感しています。

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