2014/09/29

14 信州おもと美術展pt.1

協会長賞 『海吉』 山際さん
縞覆輪の美術木でした。
以前宮崎さんが作った木に近い出来で素晴らしかったです。 
長野県知事賞 『王朝』 桑原さん
小じっかりとして締まった作品。
各葉にしっかりと覆輪がかかり、良くぞここまで仕上げられました。
正面がとりづらかったようで、止め葉に合わせたようです。
長野県議会議長賞 『駿河富士』 小林(博)さん
抜群の性のもので葉疵少なく「美しい」の一言です。
特に今年の作上がりが素晴らしく、5枚の葉繰りをしています。 
長野市長賞 『壽圓』 田中(幸)さん
縞覆輪の至芸品で非の打ちどころがありません。
羅紗獅子でも独特の雰囲気を持っており、希望者も増えるのではないでしょうか。 
業者組合賞 『富士の図』 茂木さん
榎本性でこれだけの図を現しながらも葉疵がありません。
また葉巾が広く、腰も太く完璧な作品でした。

2014/09/25

信州おもと美術展案内、楼蘭芋吹きなど

今週末、9月27、28日(土、日)は犀北館南館2階にて第46回信州おもと美術展が開催されます。
大勢の方のご来場を心よりお待ちしております。
詳細はこちら→第46回信州おもと美術展


芋吹き観賞
品種は『楼蘭』です。
中々これだけの上吹きはお目にかかれないので非常に参考になります。

まず覆輪の深さ、そして地合いの良さ、葉肉の厚み。
当才の時点でこれに匹敵する品種はほとんどありません。
生え2才の時点でこの感じに仕上がっていればかなり期待して良いと思います。 
支部展出品物から数点
『三河錦』
まあまあの仕上りです。
『富国殿』タイプの中でもこの品種はトップクラスの葉芸を持っていると思います。 
理想は第51回全国大会の入賞木で『積雲』の如きビリをうった雅糸竜を現した美術木なのですが、程遠いです。 
『聖雲殿』
葉数は少ないですが格好良くまとまりました。

本種や『鯱』などは葉に緊張感が現れているかどうかがポイントだと私は考えています。
線がビシッと決まった状態と言いますか…
まあとにかくそれが現れたので個人的には満足しています。

これは獅子実生で、初めは羅紗地の『玉獅子』のようだからと園主が「羅紗玉」と命名したものです。
その後、羅紗じゃなくて和羅紗だからということで「和羅玉(わらだま)」と改名されました。
獅子作りをすると巻き込みも良く、シンプルで良い獅子実生です。
サイズも3.3〜3.5号に納まるので丁度良い。

2014/09/18

14 全国万年青実生展示大会pt.2

2才以上縞羅紗の部
宮城県 久光さん
♀木に「BO10」。
葉重ね良く、今年の葉で一気に緊張感のある葉姿になりました。 
止め葉の葉芸に注目。
8才木くらいになるそうで、実生は10年と言う方もいますが、なるほどなーといった感じです。 
2才以上縞甲の部
上越市 筑波さん
千代田系の実親の生えだそうです。
覆輪が完成間近で芸も良いです。 
2才以上獅子の部
静岡県 吉田さん
獅子の命である巻きが良く、総合的に優れた獅子実生でした。 
2才以上胡麻斑の部
静岡県 村松さん
葉肉がもう少し欲しいところですが、明るい胡麻斑の小型縞甲。
実生に最も必要な要素である、類似品がない、と言う点で今回の目玉だったかもしれません。 

2才以上千代田斑の部
静岡県 村松さん
千代田羅紗で今年の葉の千代田斑にキレがありました。

低い雅糸竜に変化してきており、まだまだ変わりそうです。 
実生一般の部
広島県 西永さん
掲示板、侘び・寂びへの道の投稿によると「鯉城(りじょう)」という仮名がついているそうです。
そちらに交配も投稿されています。 
葉肉の厚みと玉竜を交えた雅糸竜で葉芸は一級品でした。 
実生一般
岐阜県 志知さん
縞覆輪の長寿実生。
雄大さが良かったですが、裏雅糸竜の強い葉が一枚でも間にあるともっと良いかなと個人的には感じました。
裏芸の世界も奥が深いです。

2014/09/16

14 全国万年青実生展示大会

岡崎市で今年も実生支部展、全国万年青実生展示大会が行われました。


(公社)日本おもと協会会長賞は上越市の高橋さん。
「絢華」に続いて二度目の受賞となりました。
当才縞羅紗で協会長賞をとれるとは思っていなかった、と喜んでおられました。
当才縞羅紗の部
もう一つの最優等は広島県の二反田さん。
毎年のように素晴らしい愛嬌の当才縞羅紗を作出されています。
当才獅子の部
静岡県 村松さん
巻き、地合い、縞柄が全て良く、三拍子揃っていました。
当才千代田羅紗の部
大阪府 藤本さん
斑のキレもさることながら、地合いが完全な羅紗地で部門では断トツでした。
当才胡麻斑の部
宮城県 久光さん
胡麻斑羅紗の部ではないので斑の良さに重点を置いて審査されました。一枚目の粗い胡麻斑が決め手だったようです。


当才千代田斑の部
愛知県 沢田さん
この部門はとにかく斑が命。
レベルが拮抗しており素晴らしい千代田斑のものが多く出品されていました。
当才縞甲の部
上越市 筑波さん
型と甲竜が現れているかが基準。
信州実生会では優等でしたが、三河では最優等を受賞されました。 

2014/09/13

9月13日 豪雲、壽冠

「豪雲」
芋切りを繰り替えしている親木です。
今年は凝り気味ではありますが、個人的に今までで最も魅力的に仕上がりました。 
止めの詰まった葉の型と芸が全体を良い感じに引き締めています。
このタイプは『力和』から始まり『永楽』「帝王」などがありますが、本種もしっかりと特長を持って存在感を示しています。 
『壽冠』
7月に本葉を展開し始めた画像を紹介した派手な縞覆輪の木ですが、3年葉をしっかりと保ちまだ若木ながら観賞価値のある姿に仕上がりました。 
古鉢を保管してある部屋から手島の古鉢を出してきて植え込みました。

2014/09/12

9月12日 光陵、瑞泉

「光陵」
ようやく納得できる姿に整いました。
分かっていることですがやはりモノが良い! 
ここら辺が至芸でしょうか。
実親に『春日錦』が使われているということですが信じられませんね。 
『瑞泉』
2本の展示品を植込みました。
こちらは全体のバランスが悪いですが葉巾がひいています。 
葉芸はもう一歩。 
こちらは葉巾がもう一歩ですが全体の葉姿のバランスがとれて今年の葉は至芸です。 
個人的にはこちらの木の方が好みです。


2014/09/11

14 信州おもと実生研究会 品評会

先日行われた信州実生会の展示会の金屏風を紹介します。 
長野県支部長賞
当才縞羅紗の部 上越市 高橋さん

当才縞羅紗は中々レベルが高かったですが、愛嬌と地合いが別格でした。
さらに芸足も見えて納得のトップでした。
来年どうなっているのか見たいですね。 
実生会会長賞
4才以上縞羅紗の部 東京都 藤倉さん
この部門は激戦区でした。
上位数点は好みの問題でしたが、丸葉で地の良い二面系のこの木がトップでした。 
田哲園賞
2才以上縞甲の部 上越市 筑波さん
覆輪がほぼ回って決まりもののような完成度。

右側の覆輪が深くかかった葉が良いですね。 
瑞光園賞
2才以上胡麻斑の部 松本市 百瀬さん
斑と言い、型と言い『理鳳』のような木です。

『理鳳』の素晴らしい木も作っている百瀬さん曰く「理鳳の方が良いね」とのことです。
品種名は「祥鳳」。
長野三光園賞
4才以上千代田羅紗の部 東京都 大見さん
大型で今年の先の尖った葉は特長があって面白いです。

湯本賞
当才千代田羅紗の部 千曲市 岡田さん
地があって斑のキレが抜群でした。
♀木は「母松」だそうです。