2016/05/27

5月27日 旭翠、舞鶴城

当園の『旭翠』が若木ながら充実してきました。
2枚目の写真は縞覆。いずれもこのまま順調にいけば3年葉を保った木になります。 
普通の羅紗は3年葉を二枚ないし2年葉を全て保ち、葉幅をひかせて本芸をさせれば完成形になります。
しかし、本種のように直線美を、また『富国殿』などのように曲線美を重視する品種は、やはり3年葉〜4年葉を保たなければ、真の完成形とは言えません。 
それを踏まえて、昨年の今泉先生の作品を見てみるとさすがです。3年葉を全て残した上で、全ての葉に至芸を現わしています。
水掛けをもっともっと研究していかなければなりませんね。
『舞鶴城』
この木は昨年秋に'15.11.20blogで紹介しましたが、恐らく根が100本くらいあります。
他の大葉よりも遥かに早く新葉が上がってきています。
芋根を作ることがいかに大切か教えてくれます。

2016/05/22

5月22日 生えの芸足、玉姫

この画像は銘品『松籟』の吹き2才です。
竜がけ、熨斗というのは葉芸として分かりやすいものですが、この葉のしかみというのが意外と葉芸につながっていく芸足の一つの指標となることがあります。
『松籟』の場合はしかみから熨斗になり、熨斗雅糸、総雅糸竜へと進展していきます。
それを参考にして、この生え2才を見るとこれは良い葉芸を現すのではないか、と想像することができます。
まあ、生え実生の場合は親木になっても葉芸を現さないことも往々にしてありますが…笑
ちなみにこの生えは久光さんのトビで大車×V吉で交配からも葉芸を期待できるものです。 

『玉姫』
縞覆輪の美術木を作りたい、ということで作っている5才くらいになる木です。
本種は本芸を現すまで紺地が中々隠れず、若さが残って見えやすいのですが、縞のおかげで若木にして葉芸が良く見えます。

2016/05/11

5月11日 力和、帝王など

『力和』
昨年の総理大臣賞の木が記憶に新しい最高の作品ですが、あれを自棚でも再現させたい!と作に気合いを入れている方も多いのではないでしょうか。 
当園ではこの木がベースとしては一番良いので、期待しています。
稚葉を見れば大体その年の葉芸がイメージできますが、この木も中々良い稚葉を見せてくれています。 
「帝王」
作出されて15年くらい経ちますが、未だ世の中に3本しかありません。
東京の佐藤さんが記念帖のコメントで「縞羅紗の帝王」と書いておられましたが、ややマニアックな品種ながら、熨斗雅糸の芸質の良さはまさにその通りかもしれませんね。

上の写真の右側一番下の葉が最高の熨斗芸でしょうか。
萬風展出展時よりも止め葉が膨らんできたので、見栄えが良くなりました。 
百瀬実生。
根なしから立ち直らせた1本ものです。
今年の稚葉が良い感じで、期待が膨らみます。
かつては「稀豪」が小型にまとまったような魅力的な木だったのですが、今年の仕上りでどんな顔をみせてくれるのでしょう。