2016/09/30

信州おもと美術展案内 生え3才

今週末、10月1-2日(土-日)は長野県支部の第48回信州おもと美術展が開催されます。
場所:犀北館ホテル南館2階
時間:1日、正午〜17時まで 2日、9時〜15時まで
二日間通じて、植え替えの実演、アドバイススペースを設けてありますので、お気軽にどうぞ。
2日は朝から無料苗配布を行います。先着順で無くなり次第終了となります。
大勢のお客様のご来場をお待ちしております。


これは生え3才実生です。
私が生やしたもので、とある名作者の方に当時、英宝の花粉を分けていただいた御礼も兼ねて作っていただいているのですが、たった2年で物凄い木になってしまいました。


その方が夏に「侘助を大振りにしたような木になったで 」とおっしゃっていたのも納得できる程。
作の力によるところも大きいと思いますので、このように素質を引き出していただけて嬉しい限りです。


交配はOT94(侘助の♀)×英宝。
生え当才の時。 
これは昨年、2才の時。
柄がないのが本当に惜しまれます。

2016/09/19

16 全国万年青実生展示大会

今年も9月11日に三河の実生会が開催されました。
一部紹介します。


実生支部長賞
藤本氏 2才以上胡麻斑
縞のある「天賜」に胡麻斑の実親を交配して作出されたそうです。
これ以上ない!と言える斑質の良さでした。芸足も面白く、これから先も楽しみです。 
協会長賞
西永氏 当才縞羅紗
審査前から目に留まりました。
地合いと葉肉が抜群に良かったです。 
高橋不二夫氏 2才以上縞羅紗
広葉で『舞子』のような型。
作出者は故人となられた松井久さんで、最期の実生です。
外4×大宝という交配で、「絢華」と同じような交配です。 
岡崎市長賞
林田氏 2才以上獅子
巻きが良く、斑の明るい千代田獅子で、止め葉に玉竜を現しているところが高評価でした。


業者組合賞
田居氏 実生一般
「王寿」という仮名が付いた羅紗実生で、英宝がかかっているそうです。
氏は「侘助」の作出者です。 
林田氏 実生一般
高隈斑の長寿楽実生という珍品。
三河では裏芸の実生を研究しておられる方が何人もいるだけあり、面白い実生がありますね。 
この玉竜、跳ね竜に斑がのっているところもポイントが高いです。

2016/09/09

16信州実生会 品評会

9月4日(日)は当園の近くにある赤沼公会堂にて信州おもと実生研究会の品評会が開催されました。
今週末の9月11日(日)は愛知県岡崎市の稲荷神社社務所にて全国実生大会が開催されます。
実生に興味のある方は是非お出かけ下さい。

信州実生会の内容を紹介します。

トップの長野県支部長賞は当才縞羅紗
百瀬さんの生えでした。
♀美好×♂(剣宝×アヅサ)F1
小型で地合い良く、葉に緊張感のある、先が楽しみな生えでした。


実生会長賞は2〜3才縞羅紗
上越の高橋さんの実生で
♀鹿島×♂英宝
その交配にしてはボリュームがあり、これから芸を乗せてくればかなり面白そう。
当才の時にカラスに葉をかじられた逸話があり、「八咫烏」という仮名が付けられています。 

当才縞羅紗の1位は二本選ばれ、そのもう一本のほう。
東京の大見さんの出品で♀大車だそうです。
いかにもそれらしい型で紺地、地合いの良い生えでした。 

これは岡田さんの生えで2位入賞
♀美好×♂V晃3
やはり美好の生えらしい型をしています。
個人的にはこれがトップでもいいかなと思って見ていました。 

さいごに参考品から
西島さんの出品で「天悠」
知っている人は知っている実生。
10本くらいになっているそうですが、扱い業者の町田さんに何年も前から一本扱わせて下さいとお願いしていますが、未だに回ってきません。早く!
作出者は西田さんだそうです。

2016/09/03

9月3日 四薫、楼蘭芋吹きなど

夏は何かとバタバタしていたことと、信州でいうところのズクがなくなったことでblogの更新が一ヶ月以上空いてしまいました。
万年青のシーズンも近づいてきたのでまたマイペースに更新していきます。


『四薫』
西田実生で館森さんが命名した登録品です。
モノは良いのですが、知っている人が少ないので、隠れた銘品の部類に入ります。
4才で葉幅もひいて中々かっこよくなってきました。
見本木を作って萬風展で展示したいと考えています。

『天元』の特上吹き。
今までも上吹きは何本も見てきましたが、これだけ葉幅をひいた芋吹きは初めてです。
一見『旭翠』の芋吹きにも似ていますが、それよりも横に開きます。 

『楼蘭』
中吹きですが、とてもしっかりとしています。
立ち葉で丸みを帯びた葉をしており、背があるのが特徴です。
覆輪は深く、地は粗れたところもあります。
この葉の緊張感が本種の線の美しさにつながっているのでしょう。 

『盧山』?
どこから入手したか忘れてしまったのですが、『盧山』で作っていたところ、私の見立てでは『麒堂』になりました。
覆輪もので『麒堂』が『盧山』で売られているという笑えない話は聞いたことがありますが、まさか私がその目に遭うとは。苦笑
昨年までは『盧山』でも青だとこんなに大振りになるんだなぁ、くらいに思っていましたが、今年の葉の型を見るとまあ間違いないでしょう。
これで覆輪なら全国大会でも上位を狙えましたね。惜しい。